英国ノースウェールズの地区「ベセスダ」にドラゴンが出現し騒ぎとなっています。
通りを睨むように突如現れたドラゴンは全長が7メートル近くあり、およそ200年前のオークの木で出来ています。
作成したのは地元の彫刻家であるサイモン・オルーク氏で、ちょうど半分に枝分かれしたオークの木を見たことが制作のきっかけとなりました。
(Credit: Simon O’Rourke Tree Carving)
ベセスダ地区にドラゴンという組み合わせは、ゲーム開発会社ベセスダ・ソフトワークスを連想させるものです。
同社の代表的なRPGである「The Elder Scrolls」シリーズには多くのドラゴンが登場します。
オルーク氏は、オークの木がドラゴンの形に似ており、またこの地区がベセスダであることから、TESシリーズに登場するようなドラゴンの制作を思いつきました。
(Credit: Simon O’Rourke Tree Carving)
6日間かけて完成したドラゴンはすぐに人々の注目を集めました。
しかし同時に問題も引き起こしました。
それは、ドラゴンを一目見るためにドライバーが減速し、道が混雑するようになったことです。
既に1件の事故が確認されており、車同士のニアミスも複数発生しています。
現在地元の警察はよそ見をするドライバーを監視するとともに、訪問者に対し、「ドラゴンを見学する場合は、駐車スペースに車を停めてからにするように」と呼び掛けています。
(Credit: Simon O’Rourke Tree Carving)
制作者のオルーク氏は自身のFacebookで、想像以上の反響に感謝を述べつつ、ドライバーに対し運転に集中するよう求めています。
Sources: Simon O’Rourke,DailyPost