発見された新種のサメの恐竜にあの名作シューティングゲーム「ギャラガ」の名前がつけられる

自然
© 2019 Field Museum

シカゴの自然史博物館には世界最大のティラノサウルス”スー“の化石が展示されています。

1990年にサウスダコタでスーが発見されたときから古生物学者は、そのまわりに堆積していた土壌についても慎重に調査を続けてきました。

気の遠くなるような作業の結果ついにそこから新しい恐竜のものと思われる歯の化石を発見しました。

 

その形状が特徴的なことから恐竜には80年代のアーケードゲームの名前がついています。

スポンサーリンク

 

その小さなサメの名前はギャラガドン

 

Credit: Terry Gates, NC State University

 

発見された1ミリ程度のサメの歯の化石はとても面白い形をしていました。

その形状が1981年にナムコが発売したアーケードゲームのギャラガの機体にそっくりなことから「Galagadon nordquisteae」という名前が付けられました。

 

Image Credit ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

 

スーの発掘以後も地道な作業を続けていたボランティアのKaren Nordquistさんは、ギャラガドンの歯が非常に小さいためそれを発見できたことは注目に値することだと語ります。

 

とても小さいので慎重に見ていなければ見逃す可能性があります。肉眼ではちょっとした隆起にしかみえません。よく見るためには顕微鏡が必要です。

 

学名の後半の部分はこの発見に大きく寄与した彼女の名前が入っています。

 

調査によるとギャラガドンの体長は30~46センチほどだそうで、おそらくCarpet shark(カーペットシャーク)の先祖ではないかということです。

 

Carpet sharkは名前の通り絨毯を思わせるまだら模様が特徴のサメで有名なものとしてはジンベエザメコモリザメなどがいます。

 


 

ギャラガドンの発見はスーが発見されたときに土壌をくまなく調べたことの結果です。

 

化石が埋まっている地層には”マトリックス”とよばれる石灰岩の層がありそこには小さな化石が含まれていることがあります。

Karen Nordquistさんをはじめとした調査員たちは小さい削岩機とサンドブラスターを使って、のべ30000時間以上もの作業を続けました。

 

ギャラガドンの歯を調査したノースカロライナ州立大学のTerry Gates氏は、今回の発見が世界中の科学者たちに先史時代について再考するきっかけを与えたと話します。

 

最大の捕食者であるティラノサウルスのすぐそばにサメの歯が埋まっていたというのは驚きです。

 

これまで発見されてきた化石の地層にもまだ見つかっていない恐竜がいた可能性があります。

 


 

スーが生きていた時代のサウスダコタは現在と違い森林や湿地、そして曲がりくねった川で覆われていたといいます。

 

陸上で最大級の恐竜と30センチほどしかないサメの化石が同じ場所にあったということに歴史の長さを感じずにはいられませんね。

 

 

 


 

今回ギャラガの名前がつけられたのは実はスーの存在と無縁ではないようです。

 

スーはTwitterのアカウントを持つほどの人気ティラノサウルスですが、彼女はこれまでゲームに関するツイートをした過去があります。

最近ではロックスターゲームスの「Red Dead Redemption 2」や、テーブルトークRPGの元祖「Dungeons and Dragons」についても興味深いツイートをしています。

 

 

彼女の側で見つかったギャラガドンも、今後ゲーム好きの顔を見せるようになるかもしれませんね。

 

 

 

 

References:ncsu,polygon

自然
スポンサーリンク
しぐれをフォローする
しぐれちゃんねる

コメント