歴史

ウェールズ国立博物館は、本土の北西岸に位置するアングルシー島で2000年以上前の金貨15枚が見つかったと発表しました。ウェールズで鉄器時代のコインが大量に見つかるのはこれが初めてです。

メキシコ国立人類学歴史研究所はメキシコシティでの発掘調査の結果、1500年前の村の痕跡を発見したと発表しました。遺骨や遺物の分析から村はテオティワカンの支配下にあったと考えられています。

ポーランドの17世紀の墓地で足首に南京錠をつけられた形跡のある子供の遺骨が見つかりました。この墓地では昨年、首に鎌をあてがわれた「吸血鬼」とされる女性の遺骨も見つかっています。

スイスのベルン自然史博物館は19世紀に発掘され保管されていた矢じりを分析し、その材質が隕石由来のものであることを確認しました。隕石は2000キロ以上離れたエストニアからやってきたと考えられています。

イギリス南西部にあるシリー諸島で見つかった約2000年前の墓には剣と鏡と共に性別不明の人物が埋葬されていました。調査の結果、この人物は女性かつ戦士であることが明らかになりました。

オーストラリアとベトナムの研究グループはベトナムのオケオ遺跡から出土した砥石を調べ、そこに複数の香辛料の痕跡を発見しました。年代測定の結果、香辛料は西暦207年頃から使用されていたことが明らかになりました。

フランスとベルギーの考古学者チームは、エジプト・テーベにある古代墓地に描かれている絵画を調べ、そこに複数の修正の跡を発見しました。絵画の分析には携帯できる化学イメージング機器が使用されました。

イタリアのポンペイ考古学公園は、行方不明になっていた古代ローマのフレスコ画を警察の協力により取り戻したと発表しました。フレスコ画は1970年代にポンペイ近郊の史跡スタビアエから盗まれたものです。

ポーランドで古代エジプトのミイラを研究しているグループは、X線分析を行った結果、妊婦のミイラが見つかったと発表しています。古代エジプトのミイラで妊娠状態のものが確認されるのは初めてのことです。