2019年のゲーム業界について複数のアナリストが予測しています。
あくまで予測なので的外れのものもあるかもしれませんが、それも恒例の展開ということで一つ。
個人的にはPS5とXboxの次世代機の発表はあるかと思いますが、一体どんな予測がなされているでしょうか。
Serkan Toto――Kantan Games
Serkan Toto氏は日本を拠点に活動しているゲームコンサルティング会社の代表です。
またゲームメディアやテレビを中心に、ゲーム関連のコメンテーターとしても活躍されています。
Wall Street Journalが報告しているように、任天堂はSwitchの上位機種であるProを発売する可能性がある。
また3DSの売り上げ減少をカバーするために、現行機の値段を下げるかLiteと呼ばれる後継機を出すだろう。
EA、Activision、Take-Twoなどの参加が期待される。
コンソールに比べて3倍以上もある日本のモバイルゲーム市場に海外からの開発者が参入する。
2019年はモバイル市場がさらに大きな利益を上げる。
Michael Pachter――Wedbush Securities
マイケル・パクター氏はゲームアナリストとして有名で、過去に数々の珍予想をしています。
当たる当たらないというよりは、彼のトンデモ予想を楽しむという姿勢で見ていきましょう。
2020年に向けた新しいバイオショックシリーズ、ロックスターゲームスからの新作、もしくはボーダーランズの新作の可能性があります。
スカル&ボーンズ(これはすでに発表済み)、スプリンターセル、ウォッチドッグス、そしてレインボーシックスについて何らかの発表がある。
Activisionは顧客を増やすために2つのゲームを無料にするでしょう。
また現在ゲームを保有しているプレイヤーには、おそらく何らかの形(スキンやアイテムなど)で保障が行われる。
それは199ドルで発売される。
Amazon、Apple、Google、Microsoftの中から少なくとも1社が主要な発表をする。
意外とまともな予想が多い気もしますが、TES6に関してはさすがにないかな、と思いますがどうなんでしょう?
バイオショックやスプリンターセルの新作は個人的に期待したいところです。
Piers Harding-Rolls――IHS Markit
IHS Markitはロンドンを拠点とするグローバル情報会社。
Piers Harding-Rolls氏はゲーム市場の調査分析を担当しています。
DLCの継続的な成長とSwitchの強力なソフト群により、過去10年間で市場はもっとも利益をあげる。
PS4やXbox Oneがライフサイクルの終盤に差し掛かっていることがSwitchの販売を押し上げる。
マイクロソフトやグーグルによるストリーミングサービスの発表があったが、いまだ全体の2%しかない市場であることから普及までにはしばらくの時間がかかる。
TencentやNetEaseなどがモバイルゲームビジネスを拡大してきた流れが今後も続く。
中国企業の国際市場への進出により、欧米、韓国、日本のメーカーとの競争が激化する。
Mat Piscatella――The NPD Group
アメリカの市場調査会社NPDグループのMat Piscatella氏の予想です。
調査ではゲームコンテンツの86%がデジタルで販売されていて、その流れは今後も続く。
©2018 Sony Interactive Entertainment Inc.
PSとXboxの次世代機への期待から買い控えが起こる可能性がある。
近年の成功したゲームは友達と一緒に遊ぶことに焦点をあてている。
一緒に遊ぶための方法がさらに簡単になっていく。
しかしそれはゆっくりとやってくるので、消費者がゲームの不足に悩むことはない。
以上、著名な業界アナリストの予想でしたがいかがだったでしょうか。
個人的には当たらずとも遠からずといった印象です。
Switchの販売が良好であるという予想も、あながち間違いではないかもしれません。
またおそらくPSとXboxの次世代機の発表が、2019年のゲーム業界で大きく注目されるのは間違いないでしょう。
いずれにしても、今年のゲーム業界がどんな年になるのか要注目ですね。
Source:gamesindustry.biz