イギリスのスーパーマーケットチェーン「テスコ (Tesco)」は、2800以上ある実店舗全てで、ビデオゲームの物理メディアの取り扱いを終了すると発表しました。
これはコンピューターゲームの小売最大手GameStopのアイルランドからの撤退を受けたもので、今ある在庫を最後に、物理版のゲームが棚に並ぶことはなくなります。
テスコは今年に入りビデオゲームの大幅値引きを実施しており、VGCによると、2月には「DEATHLOOP」、「コール オブ デューティ ヴァンガード」などの作品が5ポンド(約900円)で販売されていました。
今回の決定についてテスコは、「顧客のデジタルエンターテインメントへの移行」が理由であり、終了を発表するのは残念であると述べています。
なお各プラットフォームで使用できるデジタルコードの販売は継続するということです。
物理メディアの衰退は、パンデミックを機に加速しています。
イギリスの小売チェーン「GAME」の社長であるニック・アラン氏によると、パンデミック前に45%だったオンライン市場は、今では75%に成長しています。
イギリスでは6月に発売された大型タイトルのうち、「ディアブロ4」、「ファイナルファンタジー16」、「ストリートファイター6」、「F1 23」の実店舗経由での販売は18%未満でした。
せつな
日本でもゲーム専門店が少なくなってきている……
しぐれ
コストや環境への影響もあるし、これからもデジタル化が進んでいきそうだね
Source: GamesIndustry.biz