ベセスダソフトワークスの人気オンラインRPG「Fallout76」ですが、Eurogamerなどの報告によると一部のプレイヤーがデバッグ用の秘密の部屋を見つけることに成功しています。
部屋にはゲーム内に登場する全てのアイテムと、未発表と思われるパワーアーマー用塗料、そして”生きている人間のNPC“までもが存在していました。
Fallout 76 Developer Room
これはベセスダのゲームではおなじみのいわゆるコンソールコマンドにあたりますが、現在この行為をしたプレイヤーにはベセスダからの直接メールが届きアカウントが凍結されている模様です。
WOOBYという名の生きたNPC。100キャップとアブラクシオクリーナーを持っている。
コンテナの中には種類別に全てのアイテムが保管されている
武器やアイテム類の数々
パワーアーマーも
スクラップのコンテナの中にはWinterized、Military、Atom Catsの未発表のパワーアーマー塗料が含まれています。
数日前にRedditで話題になった今回の騒動ですが、この秘密の部屋を発見したプレイヤーの元にはベセスダから直々のメールが届いています。
ベセスダから届いたメール Source:Eurogamer
内容はデバックルームに入った方法についてベセスダに情報を提供することを要求したもので、連絡があるまではアカウントを凍結する、というものです。
この秘密の部屋から持ち出したアイテムは既にeBayなどで販売されているという情報があり、ベセスダ側としては早く侵入方法を特定してそれを防ぎたいところのようです。
Eurogamerのライターによると、このバグを悪用しているプレイヤーがアカウントを凍結される前にアイテムを持ち出す方法を見つけているようで、パッチなどで対応される前に多くの人が同じようなことをする懸念があるとしています。
発売当初から難産と言われていたFallout76ですが、なかなかその影響がぬぐい切れないように感じます。
ベセスダソフトワークスが制作してきたこれまでのゲームがシングルプレイ専門であったことと、MOD文化に支えられてきたという一面が、今回のコンソールコマンドの放置につながったのではないかと邪推してしまいます。
オンラインゲームでデータを改ざんすればゲームが崩壊してしまうのは目に見えています。
早急な対処と改善を期待したいところです。
Source:eurogamer