大規模火災に苦しむオーストラリアを支援、ゲーム開発会社の寄付プロジェクト「Mission Koala」

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© 2019 Crytivo

米国の独立系ゲーム開発スタジオCrytivoは1月7日、火災被害が続くオーストラリアをサポートするための寄付プロジェクト「Mision Koala」を開始すると発表しました。

発表内容によると、1月から2月までの間、Crytivoのオンラインストアで販売されたゲームの純利益100%とSteamでの売り上げの30%が、オーストラリアの火災で被害を受けた人や消化活動に従事する消防士などをサポートするために寄付されます。

CrytivoのCEO、Alex Koshelkov氏は、「この災害に苦しんでいる全ての人、そしてそれを支援するためにたゆまぬ努力を続けるヒーローたち全てにお見舞いを申し上げます」と述べた後、自分たちのサポートをきっかけにして、他の多くの人が自分のできる行動をし支援の輪が広がっていくことを願う、と続けました。

 

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昨年から続くオーストラリアの火災は、これまでに数百万ヘクタールもの土地を破壊し、5億頭以上の動物の命を奪っています。

また住む場所を失う人も出てきており、火災が収まったとしても元の生活に戻るためには多くの支援が必要な状況となっています。

2013年に設立されたCrytivoはオンラインストアを通じインディーズゲームを制作、販売していますが、同業のSteamやEpic Games Storeなどと比べれば規模も小さく、決して余裕のある台所事情ではありません。

Crytivoのような小さな会社が率先して行おうとする支援は、ビデオゲーム業界に残る数少ない良心です。

 

オーストラリアの火災に関しては、別のゲームコミュニティも支援のために行動しています。

OverwatchとApex Legendsのコミュニティは、現在開発会社に対し、寄付のための特別なスキンを販売するよう働きかけています。

RedditのユーザーWippitGuud氏は、Overwatchの開発元であるBlizzardに対し、オーストラリアで懸命な消火活動を行う消防士のスキンを販売するように求めています。

Blizzardは2018年の乳がん募金キャンペーンで特別なスキンを販売した経緯があります。

またApex Legendsのプレイヤーの一人Catnonymous氏もWippitGuud氏の提案に賛同し、寄付のためのスキンを販売するよう開発元のRespawn Entertainmentに呼び掛けています。

 


 

 

せつな
せつな

ゲームやスキンを買うことでオーストラリアを支援できるのはいいこと……

しぐれ
しぐれ

他のゲーム関係者やユーザーにも支援の輪が広がっていくといいね

 

Source: Crytivo