ソニーの次世代機の正式名称が「PlayStation 5」に決定、コントローラーに2つの新機能も

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SIE(ソニー・インタラクティブ・エンタテインメント)は10月8日の公式ブログで次世代機について触れ、その名前が正式に「PlayStation 5」になることや、2020年のホリデーシーズンに発売されることなどを明らかにしました。

ハードの構成については今年の4月に行われた(設計者である)マーク・サーニー氏へのインタビューで判明したものと変わりありませんが、今回新たに追加された新情報として、コントローラーが従来のものと比べ2つの点で進化したことが挙げられます。

 

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新生DualShockに加わる2つの機能

 

 

1つ目は「ハプティクス」と呼ばれる、振動や動きなどを伝える触覚技術で、これまでのDualShockと比べてより詳細な振動をプレイヤーに伝えることができます。

ブログの中でSIEのジム・ライアンCEOは、レースゲームにおける壁との衝突とサッカー場での芝生の感触との対比を例に出し、ハプティクス技術によって異なるテクスチャーの感覚を表現できるとしています。

砂の上を歩く場合や水中を移動する場合、またツルツルの氷の上を歩く場合など、それぞれの場面において異なる振動を表現することが可能になります。

 

2つ目はL2とR2ボタンに抵抗力を感じさせる「アダプティブ・トリガー」が採用されることです。

これは開発者が独自に強度を設定でき、例えば弓矢を引くシーンなどで利用することで、よりリアルな緊張感を表現できます。

新しい機能を持つコントローラーは今のところ「DualShock 5」とは呼ばれていないようで、サーニー氏はこれについては単に「まだ名前がありません」とだけ述べています。

 

新しいPS5コントローラーは充電にUSB Type-Cコネクターを使用し、大容量バッテリーとハプティクスモーターにより、DualShock 4よりも少しだけ重くなります。

それでも現行バージョンのXboxコントローラーよりは軽くなるということです。

 

ジム・ライアン氏はPlayStation 5用のゲームについては言及していませんが、これから発売される作品――「DEATH STRANDING(デス・ストランディング)」や「The Last of Us Part II(ラストオブアス:パート2)」、そして「Ghost of Tsushima(ゴースト・オブ・ツシマ)」の名前を挙げ、PS4が果たすべき役割がまだまだあることを強調しています。

 


 

マーク・サーニー氏はWIREDとのインタビューの中で、PS5がハードウェアレベルでレイトレーシングをサポートしていることや、搭載されるSSDによってロード時間が大幅に減少されることなどを強調し、それらを大きな進歩だと称賛しています。

また物理メディアにはUltra HD Blu-rayを採用しゲームディスクの容量は100GBになるということです。

 

サーニー氏は以前のインタビューにおいて、現行ハードのロード時間について改善する必要があることを熱心に訴えていたことから、PS5がSSDを搭載していることは必然の結果であると言えます。

PS5のSSDはカスタムされていることも明らかにされていて、開発者がどのスペースを利用するのかを選択できるようにすることで最適なデータの読み取りを可能にしています。

オープンワールドゲームとリニアなアクションゲームでは事前に読み取るデータも異なるため、開発者が自分たちにあったやり方でSSDにアクセスできるようになったことは、ロード時間の短縮とプレイヤーの利便性に大きく貢献することでしょう。

 

 

 


 

ライアン氏は今後1年間でPS5についての多くの情報を共有したいと述べています。

ライバルでもあるマイクロソフトも2020年のホリデーに向けて「Xbox Scarlett」と呼ばれる新型ハードを市場に投入する予定です。

正式に「PlayStation 5」の名前と発売時期が決定したことで、今後のゲーム業界がますます過熱するのは間違いありません。

 

 

Source:PlayStation Blog,WIRED