2013年のBlacklist以降新作の発表がないUbisoftのSplinter Cellシリーズですが、今回IGNとのインタビューでCEOのYves Guillemot氏がシリーズの現状について話しています。
会話の中でGuillemot氏はどんなゲームでも“新作を作る際には必ず前作との違いを用意する必要がある”ことを強調しています。
そして前作Blacklist制作時には多くのファンから逆のことを指摘されたと明かし、一部の制作チームがブランドに取り組むことに不安を感じていたと述べました。
ファンから“あれをしないでくれ”“これは変更しないでくれ”といった要望があったことでチームは多くのプレッシャーを感じていたといいます。
そして現在はAssassin’s Creedのようなフランチャイズが順調であることを挙げ、Splinter Cellが復活するためには何か新しいことができるとチームが確信し意欲を取り戻すまでは時間がかかるかもしれないと説明しました。
シリーズの復活を待ち望むファンにとってはがっかりする答えではありますが、Guillemot氏はSplinter Cellブランドを見捨てているわけではないとし「ある時点で何かが発表されるだろうが、それ以上のことは言えない」と付け加えています。
また新作とは直接関係ありませんが、Ubisoftの方向性を変えるきっかけとなったゲームがSplinter Cellであったことを明かし、当時PlayStationの全盛期にXbox(初代)で発売し成功したことはその後の運営に大きな影響を与えたと語りました。
Splinter Cellの主人公であるSam FisherはGhost Recon:WildlandsやFar Cry:New Dawnなどの他のUbisoft作品にゲスト出演しています。
また最近になって、以前Splinter Cellシリーズに関わっていた元Ubisoft在籍者がスタジオを離れる直前まで新しいゲームに取り組んでいたことや、イタリア版のSam Fisherの声を担当した俳優のFacebookにシリーズを連想させるマークが写っていたりと、Splinter Cellの復活を示唆するような情報が少しずつ出てきています。
Ubisoftは今年のE3で単独のショーを開催することを発表しています。
昨年は期待されつつも情報がなかったシリーズに今年は新しい展開があるのか、注目したいところです。
Source:IGN