2009年に登場したValveのゾンビco-opアクション「Left 4 Dead 2」は、現在でも多くのファンに親しまれています。
2019年においてもプレイヤーを熱狂させ続けている今作は、有志によるMODの開発も盛んです。
先日、およそ9年前から開発が始まったAv3ris氏のキャンベーンアドオンが完成し、現在Steamで利用可能になっています。
「Chernobyl: Chapter One」と名付けられたキャンペーンモードは、世界中に広まったゾンビ危機から逃れるべく、生存者たちが極寒のシベリアのツンドラに向かうというコンセプトで制作されました。
寒い場所ならばゾンビとて動くことができないはずだ、という淡い期待を抱いていた生存者たちは、それが気休めでしかなかったことをすぐに思い知らされます。
目的地へと向かうヘリコプターは突発的な出来事によって操縦不能になり、生存者たちは原発事故で有名なチェルノブイリ原発の近くに不時着を余儀なくされます。
ゲームは、チェルノブイリ原子力発電所の原子炉ブロックを探索できることに加え、放棄されたプリピャチの都市や郊外にある工場などにアクセスすることができます。
これまで多くの作品が見捨てられたチェルノブイリ近郊をゲームの中で再現してきましたが、「Chernobyl: Chapter One」で描かれる荒廃した町も、それらに勝るとも劣らない不気味さと物悲しさを備えています。
「Chernobyl: Chapter One」には、5つの新しいマップ、新しい車両、数百のテクスチャやモデル、さらにはオリジナルのゲーム音楽も含まれています。
また次回のアップデートでは対戦要素も加わる予定です。
※「Chernobyl: Chapter One」をプレイするには、「Left 4 Dead 2」の過去の7つのアドオンが必要になります。
「Left 4 Dead 2」や「Half Life」などのValve作品には多くのファンがいます。
ファンはこれらの作品の続編の登場を長い間願ってきました。
「Half Life」に関しては最近になって動きがあり、VR専用タイトル「Half-Life: Alyx」が2020年の3月に発売されることが決定しています。
MOD界隈でいまだ盛り上がりを続ける「Left 4 Dead」シリーズに関しても、もしかしたら、近いうちにファンを喜ばせる発表があるかもしれません。
「Chernobyl: Chapter One」はSteamワークショップで配信中です。
Source: Steam Workshop