PS5とXbox Series Xの価格は499ドル?――アナリストによる2020年のゲーム業界予測から

ゲーム

ソニーとマイクロソフトの新しいハードは2020年のホリデーシーズンに発売されることが決まっていますが、詳細なスペックや価格についてはいまだ情報が出てきていません。

先日複数のアナリストが2020年のゲーム業界についての展望を語り、新ハードであるPlayStation 5とXbox Series Xの価格について言及しました。

 

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IHS TechnologyのアナリストPiers Harding-Rolls氏は、GamesIndustry.bizとの会話の中で、2020年のゲーム業界について触れています。

 

 

氏は今年最も注目されているソニーとマイクロソフトの新ハードが同じ値段になり、現行機種が登場したときよりも大きな売り上げを達成すると予想しました。

また両ハードが後方互換性を備えている点を挙げ、発売時にハード間でのユーザーの移行があまり起こらずそれが売り上げ増加を後押しすると付け加えました。

価格についてはPS5、Xbox Series Xともに499ドルであり、PS4やXbox Oneの発売当時の価格よりも高くなるだろうと予想しています。

Harding-Rolls氏はまた、マイクロソフトの戦略は前回のXbox Oneの登場時とは大きく異なり、高い性能を持つXbox Series Xだけでなく、より安価でスペックを下げた機種(Lockhart)が市場に投入されるだろうと述べています。

 

Kantan GamesのSerkan Toto氏は、Harding-Rolls氏のような具体的な価格予想を避けたものの、おそらくは二つのハードが同じ値段であり、個人的には499ドルであることを期待すると話しました。

 

 

Toto氏はNintendo Switchについても触れ、任天堂が今年中にSwitchの上位バージョン「Switch Pro」を399ドルで発売するだろうと予測しています。

また任天堂とマイクロソフトとの密接な関係が今後も続くと予想していて、さらに多くのXboxのゲームがSwitchに登場するのではないかと語っています。

 


 

アナリストたちの予測は新ハード以外の面にも及んでいます。

そこでは、中国をはじめとしたモバイル市場がさらなる成長を遂げ、その流れが東南アジアやインドといった国にも影響を与えることや、Valveが今年発売するVRゲーム「Half-Life: Alyx」がVR市場をにぎわし、ゲームがPlayStation VRに対応するようになれば差別化要因になるとする意見があがりました。

他にもサブスクリプションサービスがさらに増え続け多くのユーザーが利用するようになることや、近年問題視されているゲーム内課金の問題など、業界規制に関する議論が引き続き行われるとする予想もありました。

 

2020年は、ソニーとマイクロソフトの新しいコンソールが登場するだけでなく、ゲームを取り巻く環境など、様々なシーンで大きな変革が見られる年となりそうです

 

 

Source: gamesindustry.biz