ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は7日、プレイステーションの公式ブログを更新し、今年後半に発売予定の次世代機PlayStation 5のワイヤレスコントローラー「DualSense (デュアルセンス)」を公開しました。
DualSenseはPS4のコントローラーであるDualShock 4の良い部分を継承しつつ、新たな機能として、「ハプティックフィードバック」、「アダプティブトリガー」、「Create」ボタン、「内臓マイク」を搭載しています。
「ハプティックフィードバック」の搭載は、開発者との話し合いのなかで決まったもので、従来のゲームが没入感を高める方法として、“モノに触れた感覚”を重視していなかったことがヒントになりました。
ハプティックフィードバックはプレイヤーの「触覚」として機能するように設計されており、例えばゲーム内の車が泥の中を走っているときの重い感覚などを、細かい振動を通じて表現することができます。
この触覚を手助けしている機能が「アダプティブトリガー」です。
ボタンの押し方の強弱を感知できるアダプティブトリガーは、DualSenseのL2ボタンとR2ボタンに組み込まれており、弓を引いて矢を放つシーンなどにおいて、プレイヤーの緊張感と没入感を高めます。
色は従来の単色から2トーンカラーに。充電はUSB-C経由で行われる © 2020 Sony Interactive Entertainment.
「Create」ボタンはDualShock 4に搭載されていた「SHARE」ボタンの代わりになるようなもので、プレイヤーはこのボタンを通じて、自分だけのゲームプレイコンテンツを作成したり、それを世界と共有したりすることができるようになっています。
(SIEはCreateボタンの詳細について後日発表するとしています)
方向キーの右上が「Create」ボタン © 2020 Sony Interactive Entertainment.
DualSenseには「内臓マイク」も搭載されています。
これによりプレイヤーはヘッドセットを用意することなく、友人と簡単に会話を楽しむことができます。
DualSenseの開発チームは過去数年間にわたっていくつかのコンセプトと数百の模型を試し、プレイヤーにとって最も快適となる設計を実現するため試行錯誤してきました。
数多くのプレイヤーからのフィードバックを元に作られたDualSenseの目標は、コントローラーを自分の手の延長線上にあると感じてもらうことです。
SIEの社長兼CEOのジム・ライアン氏は、「DualSenseはPS5の多くの革新的な機能とともに、ゲームに変革をもたらすだろう」と述べたうえで、コンソールデザインを含むP55についての詳細を、今後数カ月以内に共有できることを楽しみにしている、と付け加えています。
Source: PlayStation Blog