「E3 2020」の中止が正式に決定、新型コロナウイルスの影響

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© 2020 Entertainment Software Association

6月9日から開催される予定だった今年のE3は、新型コロナウイルスの影響により中止されることが明らかになりました。

E3を運営するESA(Entertainment Software Association)は現地時間水曜日の朝に声明を出し、「業界の全ての人々――ファン、従業員、出展者、長年のE3パートナー――の健康と安全についてメンバー企業と慎重に協議した結果、6月9~11日に予定されていたE3 2020をキャンセルするという難しい決定を下した」と述べ、世界に急速に広がりつつある新型コロナウイルスへの懸念から、今年のE3を中止すると正式に発表しました。

 

 

声明は、ウイルスが世界的に広がっている状況のなかで開催中止は最善の方法である、としたうえで、「ファンやサポーターのためにイベントを開催できないことは非常に残念である」と付け加えました。

またESAはオンラインで業界の発表やニュースを伝える機会を検討中だとしています。

 

1995年から開催されているE3が中止になるのは今回が初めてのことです。

 

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新型コロナウイルスの影響が他のゲームイベントを中止に追い込んでいたため、今年のE3の開催については大きな注目が集まっていました。

ESAは今回の声明を出す前は開催に前向きな姿勢を見せていましたが、3月4日に開催場所のロサンゼルスが緊急事態宣言を出したことから、事態は急変しました。

火曜日には出版社のDevolver DigitalがE3の参加者に対し、フライトとホテルをキャンセルするよう呼び掛けていました。

 

 

Source: E3