対馬の和多都美神社が行っていたクラウドファンディングが、目標の5倍以上の資金を集め終了しました。
対馬のシンボルの一つである和多都美神社の大鳥居は、2020年9月の台風10号の被害を受け倒壊しました。
神社は鳥居を再建するため500万円を目標にクラウドファンディングを始めましたが、国内外から想定以上の支援が寄せられ、最終的に2710万3882円を調達しました。
台風前の大鳥居 (Credit: 和多都美神社)
台風で倒壊した第一の鳥居 (Credit: 和多都美神社)
多額の支援の背景には、対馬と神社を愛する人々のほかに、2020年7月に発売されたPSゲーム「ゴースト・オブ・ツシマ (Ghost of Tsushima)」の影響があります。
ゴースト・オブ・ツシマは13世紀の対馬を舞台にしたアクションアドベンチャーゲームで、開発会社のサッカーパンチのチームは、日本の風景や建物を再現するため実際に対馬を訪れました。
ゴースト・オブ・ツシマは全世界で500万本以上を売り上げています。
和多都美神社はプロジェクトページの中で、「ゴースト・オブ・ツシマのプレイヤーの皆さんからのご支援も非常に多く頂いており、神様のお導きではないかと感じています」と述べ、ファンや制作者からの支援に感謝を示しています。
支援者には金額に応じて、御札や記念石碑への芳名入れなどの特典が用意されています。
大鳥居の再建工事は2021年の4月以降に始まり、8月頃に終了する予定です。
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