PlaystationとXboxの次世代機に向けての予想が活発化しているこの頃ですが、NPDのアナリストは、次世代のPlaystationには後方互換機能が搭載されているだろうと語っています。
NPDのアナリストMat Piscatella氏がgamingboltのインタビューに答えたもので、PS5はPS4のライブラリーに対して後方互換を持つだろうとしています。
次世代のXboxも含めて、両機に後方互換があったしても私は驚かないでしょう。
ソニーはPlaystationNowで過去作を定額で提供しています。
一方でライバルでもあるマイクロソフトは、初代Xboxのソフトも含めた過去のライブラリーを無償で提供しています。
(またXbox One Xで使用する際にはフレームレートの向上などの恩恵もある)
マイクロソフトの後方互換の取り組みを考えれば、PS5にも同じようなものを求めてしまうのは当然でしょう。
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もしソニーが後方互換を搭載してもマイクロソフトのような提供の仕方をする保障はありません。
しかしソニーが2018年の5月に提出した新しい特許の中に、垂直同期(V-Sync)に関するものが含まれていたことがわかっています。
この特許には元のグラフィックコンテンツのフレームレートと、現ハードのGPUによって描画されるレートを1:1にする技術が含まれています。
PCではおなじみの垂直同期ですが、これが次世代PS5に搭載されているのであれば、前世代ハードのゲームをエミュレートすることを念頭に置いているのではないか、という予想がなりたちます。
PS4もXboxOneも初登場時には後方互換性を搭載していませんでした。
アーキテクチャの違いでそうならざるを得なかったのですが、マイクロソフトが始めた後方互換の取り組みはプレイヤーと市場に予想以上の影響を与えました。
後方互換に対応したゲームが軒並み店頭からなくなったり、値段が吊り上がったりする現象が起こる一方で、対応した時点でデジタル版がストアに並ぶことで、メーカーが過去の作品で利益を得るチャンスが生まれました。
このような現象をソニーが黙ってみているとは思えません。
どのような形で後方互換を提供するのか――そもそも互換機能などないのか――それはまだわかりませんが、ユーザー目線に立った良い選択を望みたいですね。
PlayStation™Now 紹介映像2018年12月
Source:gamingbolt