ファミコンソフト「Days of Thunder」のオリジナルバージョンが30年ぶりに復元される

ゲーム
(Days of Thunder/Chris Oberth)

1990年に公開されたトム・クルーズの映画を題材にしたファミコンソフト、「Days of Thunder (デイズ・オブ・サンダー)」のオリジナルデータが発掘されました。

「Days of Thunder」はオーストラリアのBeam Softwareが開発しフランスのMindscapeが販売したレースゲームですが、元のゲームは、2012年に亡くなったクリス・オバース(Chris Oberth)氏が制作したもので、このオリジナルバージョンは何らかの理由により、世に出ることはなかった作品です。

 

 

アメリカの非営利団体「ビデオゲーム歴史財団 (Video Game History Foundation)」は、オバース氏の家族から大量に資料を受け取り、その中にあった40枚のフロッピーディスクから「Days of Thunder」を掘り起こしました。

フロッピーディスクの一つには「Nintendo Hot Rad Taxi Final」というラベルが貼られており、解析を行った結果、暗号化されたデータが存在していることがわかりました。

フロッピーは技術者のリッチ・ホワイトハウス氏の手に渡り、データをデジタル化するのに2週間、さらにゲームを組み立てるのに数日が費やされた後、オリジナルバージョンは30年ぶりにモニターに再現されました。

 

 

オバース氏のバージョンが製品版として世に出なかった理由は謎に包まれていますが、ホワイトハウス氏は、「技術的なトレードオフ、挫折や葛藤だけでなく、予算の制約などの問題も関係していたのではないか」と述べています。

ビデオゲーム歴史財団の創設者であるフランク・シファルディ氏は、「残念なことにクリスは若くして亡くなりました。そして夫人は65歳で、いまもフルタイムで病院勤務をしている」と述べ、復元された「Days of Thunder」から発生する利益は、全て家族に寄付されると付け加えています。

 

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ホワイトハウス氏は埋もれていたゲームが発掘されることについて、「一部のゲームは当時の文化について伝えるが、全てのゲームには、プレイ経験以外にも深いストーリーが存在している」と述べ、ソースコードや設計ドキュメント、作業ログなどの資料は、ゲームの正確な全体像を知るのに役立つと強調しています。

 

オリジナルの「Days of Thunder」のソースコードは、近くGitHubで公開される予定です。

 

Source:Polygon

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