英国王室のヘンリー王子は、YMCAのイベントに参加し、Epic Gamesの人気ゲーム「フォートナイト」を痛烈に批判しました。
フォートナイトはあらゆるプラットフォームで展開している基本プレイ無料のオンラインゲームで、1000万人以上のプレイヤーが日夜バトルロイヤルを楽しんでいます。
フォートナイトは中毒性の高いゲームとして認識されており、子供のプレイ時間や課金を巡ってしばしば論争が巻き起こります。
青年層を啓蒙する場であるYMCAのイベントに登場したヘンリー王子は、「フォートナイトは中毒のために作られており、許可されるべきではない」と述べ、ゲームについて、「できるだけコンピューターの前に座らせておくためのものであり、とても無責任だ」と激しく非難しました。
またソーシャルメディア全般にも触れ、「これらはアルコールや薬物よりも中毒性が高い」と指摘し、若者に対しできるだけ避けるよう促しました。
世界でも有数のゲーム開発会社を抱えるイギリスは、ゲームが若い世代に与える影響についての関心が高く、近年政府や民間組織による様々な調査が行われるようになっています。
フォートナイトはマイクロソフトの「マインクラフト」と並び、特に中毒性のあるタイトルとして警戒されており、一部の医者は子供を心配する親に対し、一定期間ゲームをプレイさせないようにアドバイスすることもあります。
一方でゲーム業界の関係者は、個々のタイトルへの批判は過剰な反応であり正当性はないと主張しています。
イギリスのゲームレーティング機構UkieのCEOであるジョー・ツイスト氏は、「我々は常にプレイヤーのことを気にかけており、ゲームをプレイしない親や保護者がゲームに対して確かな知識を持てるよう支援したいと考えている」と述べています。
また子供のゲームプレイに関しては、「親がレーティングについて知り、責任をもって子供を指導することも必要である」と指摘しています。
オックスフォード大学が行った調査によると、イギリス国内のゲームプレイヤーのうち、深刻な中毒状態にあると判断されるプレイヤーの割合は0.3%です。

人気タイトルほど非難されやすくなる……

悪影響はさておき、親が子供のゲームプレイに関心をもつのが大事だな
Reference: BBC