PS5の小売価格は少なくとも470ドルか、部品の確保に苦慮していることが価格に影響

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©2020 Sony Interactive Entertainment Inc.

ブルームバーグは、2020年のホリデーシーズンに発売されるソニーの次世代機PlayStation 5の製造コストが、450ドル前後になると予想しています。

業界に詳しい複数の人物からの情報によると、ソニーはPS5で使われるDRAMとNAND型フラッシュメモリの安定的な確保に苦慮しており、それが小売価格に反映される可能性があります。

2013年に399ドルで発売されたPS4の製造コストは381ドルであり、これをPS5の予想される製造コスト450ドルに当てはめた場合、小売価格は少なくとも470ドル(約51,000円以上)になります。

 

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ブルームバーグが報じたPS5の製造コストについては、複数のアナリストが反応を見せています。

マッコーリー・キャピタルのアナリスト、Damian Thong氏は、「消費者はPS4とPS4 Proの価格に基づいてPS5の期待値をはかる」と述べ、PS5の価格が現行の最上位機種であるPS4 Proよりも高くなった場合、消費者にアピールするのは難しくなるかもしれないと指摘しました。

 

またニコパートナーズのアナリストDaniel Ahmad氏は、ブルームバーグの記事はかなり正確であるとし、450ドルの製造コストならば、PS5の小売価格はそれよりも高くなるだろうと予想しました。

 

 

Ahmad氏は、399ドルで売られたPS4が本体の売り上げから利益を得るようになるまでには数カ月かかったと述べ、PS5のコストを考えるならば、399ドルでハイエンドコンソールを手に入れられると仮定するのは現実的ではないと指摘しています。

 

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今年の初めに複数の業界アナリストがPS5とXbox Series Xの価格について触れ、どちらの本体も499ドルになると予想しました。

 

 

ソニーはブルームバーグに対し、現在猛威を振るっているコロナウイルスは部品の製造に影響を与えていないとしたものの、PS5の初年度の生産数についてはいまだ未決定であると回答しています。

PS5の具体的な仕様や価格については、次回の投資家向け広報(おそらく4月から5月)で触れられる可能性があり、Xbox Series Xについては、6月のE3で明らかになることが期待されています。

 

Source: Bloomberg