マイクロソフトはストリーミングプラットフォーム「Mixer」を7月22日に終了し、コミュニティを「Facebook Gaming」に移行させると発表しました。
Mixerは2016年にBeamの名で登場したストリーミングプラットフォームで、マイクロソフトが2017年に買収した後、現在の名前に変更されました。
マイクロソフトはAmazonのTwitchに対抗すべく、Ninjaを含む著名なストリーマーをMixerに引き抜きコミュニティの拡大を狙ってきましたが、今後はFacebookのもつ幅広いユーザー層にxCloudを提供することに焦点を当てていきます。
マイクロソフトは今回のFacebookとの提携について、現状のMixerではクリエイターがコミュニティを拡大するのに時間がかかると説明し、ニーズに適切に対応するにはFacebookとの協力が必要だったと述べています。
Facebook GamingにはマイクロソフトのクラウドゲーミングサービスxCloudが対応します。
将来的に視聴者は、現在見ているゲームをワンクリックするだけで、自身のデバイスでプレイできるようになります。
Mixerで配信していたユーザーは現在のステータスを維持したままFacebook Gamingに移行できますが、配信プラットフォームとしてFacebookを選択するかは本人の自由です。
Facebookのゲーム製品責任者であるVivek Sharma氏は、現在の契約と一致するプログラムを提供できるよう最善を尽くすとしたうえで、「Mixerの健全なコミュニティを維持していきたい」と語っています。