Metro ExodusがEpic Games Storeの時限独占販売に

ゲーム
ⓒDeep Silver/4A Games

2月15日に発売される人気シューターの最新作「Metro Exodus」のPC版の販売がEpic Games Store限定になることが発表されています。

この発表は公式ページによるもので、既に予約されている分を除けばSteamでMetro Exodusをプレイすることはできなくなるということです。

 

この決定に対しEpic GamesのCEO、Tim Sweeney氏は、開発側に有利な分配率を設定することでクリエイターやプレイヤーにとってよい環境をEpic Games Storeが提供していると述べています。

また販売元であるDeep SilverのCEO、Klemens Kundratitz氏は、Epicの寛大な条件は作り手側がより多くのコンテンツを制作することを可能にし、それがプレイヤーに恩恵をもたらすことにつながるとして今回の提携を歓迎していると語りました。

 


 

昨年新たなに立ち上げられたEpic Games Storeはクリエイター側に有利な分配率を設定し話題となりました。

デジタルダウンロードの巨人であるSteamが70%の収益率(売り上げ本数によって多少の変動がある)であるのに対し、Epic Games Storeは88%という驚異の利益率を提供しています。

 

Steam一強の牙城を崩そうとする動きに賛同するメーカーも出てきています。

先日UBIは新作「The Division2」のPC版を、Epic Games Storeと自社の管理するUplayでのみ販売すると発表して話題になりました。

 

Epicはストアの魅力を高めようと無料ゲームの配信を含めたサブスクリプションサービスを開始し、また今回のような独占ゲームの獲得に力を注ぎはじめています。

 

このような動きがこれから先も続いていくのか、またSteamが何らかの動きを見せるのか、今後のデジタルダウンロードを取り巻く環境に注目が集まります。

 


 

なおSteamを運営するValveは今回の発表に関して、これは”非常に不公平なものである”と述べています。

そしてSteamで既にMetro Exodusを予約、または楽しみにしていたプレイヤーに対し謝罪すると同時に、今回の決定を知らされたのがつい最近だったことを明かしました。

 


 

EpicによるとSteamや他のプラットフォームでの予約分に関しては、追加DLCも含めて全て入手することが可能だとしています。

また時限独占の期間は1年間で、今年後半にはMetroシリーズの前2作もストア入りすることをあわせて発表しています。

 

Metro ExodusはPS4、XboxOne、PCを対象に2月15日発売予定です。

 

Metro Exodus – Story Trailer [Official]

 

 

 

 

Source:metrothegame.com