2019年9月10日の発売日が決定し期待が高まるXboxの人気シューターの続編「Gears5」ですが、Variety紙によると、今作からゲーム内での喫煙描写が削られることが判明し話題となっています。
報道によるとこの動きは、喫煙の害を訴えその使用を過去のものにすることを目指すアメリカの非営利団体Truth Initiativeの働きかけによるもので、Gears5の開発会社であるThe Coalitionのスタジオヘッド、Rod Fergusson氏の共感を得て実現したものです。
Truth Initiativeはアメリカの衛星・ケーブル放送局Turner(ターナー・ブロードキャスティング・システム)が展開するeSportsリーグ「ELEAGUE」とパートナーシップを結んでいて、そこにGears5も参加することから、今回のゲーム内からの喫煙描写の削除という流れができた模様です。
この決定に関しスタジオヘッドであるRod Fergusson氏は歓迎する意向を示しています。
私は喫煙の壊滅的な影響を目の当たりにしました。喫煙を物語の道具して使わないことが常に重要でした。「Gears5」および「Gears of War Universe」では喫煙を強調しないよう意識的な選択をしています。
またFergusson氏は、この決定はThe Coalition独自の判断で行われたもので、Xbox Games Studioは関与していないことも明らかにしています。
過去のGearsシリーズにはたばこを吸うキャラクターが存在していました。
しかし今後のGearsシリーズからは喫煙描写がなくなることになり、少なくとも肺の病気でキャラクターが命を落とす危険は減ることになりそうです。
最近は創作物であっても、喫煙だけでなく性別や国籍、人種、LGBTや宗教、食に関する信念に至るまで厳しい目が向けられるようになってきました。
ゲームの中くらいは自由な世界でいてほしいと思いますが、これも“時代の流れ”というものなのでしょうか。
Gears5は2019年9月10日に発売予定です。
Source:Variety