核戦争後のロシアを舞台にしたポストアポカリプスFPSであるメトロシリーズについて、原作者であるドミトリー・グルホフスキー氏が続編のストーリーに関わっていることをほのめかしています。
これはグルホフスキー氏のInstagramによって明らかになったもので、それによると今年2月に発売されたシリーズ3作目である「メトロエクソダス」の続編の計画が進行中であるということです。
メトロシリーズは元々グルホフスキー氏が書いた小説を下敷きにしたゲームで、これまで3作品(メトロ2033、メトロラストライト、メトロエクソダス)が発売されています。
グルホフスキー氏がゲームの開発に協力したのは2作目のメトロラストライトまでで、最新作であるエクソダスのストーリーは別のライターによるものでした。
グルホフスキー氏はInstagramの中で、自身が関わっているのは“メトロシリーズ”であるとし、エクソダスの続編であるとは断定していません。
しかし同時にアップロードされた画像がメトロエクソダスであることから、外伝的な位置づけの作品ではなく正式な続編のストーリーに関わっているのではないかと推測されます。(画像には、決定はしているが最終確認はまだという意味のTBC――To Be Confirmedの文字があることからも、エクソダスの続編である可能性が高いと思われます)
グルホフスキー氏のメトロシリーズの小説は、2002年の「メトロ2033」に始まり、2009年の「メトロ2034」、2015年の「メトロ2035」と続いていますが、エクソダスの続編のストーリーが、氏の新しい小説を元にしたものなのか、それともゲームのためだけに描かれるオリジナルのものなのかは今のところ分かっていません。
いずれにしてもファンは、最新作であるエクソダスに関わっていなかった原作者が戻ってくることで、シリーズがさらなる深みと飛躍をみせることに期待しています。
先日、メトロエクソダスのパブリッシャーであるディープシルバーを保有するTHQ Nordicは中間報告書の中でメトロシリーズについて言及しました。
THQ Nordicは、(しばらく音沙汰のなかった)セインツロウやデッドアイランドシリーズの続編が既に制作中であることを明らかにし、またメトロエクソダスが非常に好評であり、かつ大きな売り上げをもたらしたことを報告しています。
メトロシリーズがTHQ Nordicにとって重要なフランチャイズであることは明白です。
8月20日から開かれるGamescomにおいて続編に関する何らかの発表があるかもしれません。
Source:Instagram