Valveは正式に「Left 4 Dead」の新作についての噂を否定しました。
ValveのゾンビCo-opシューター「Left 4 Dead」は、2009年を最後に続編が発表されていないものの、いまだ多くのプレイヤーを抱える人気フランチャイズです。
Valveは昨年、「Left 4 Dead」同様多くのファンに期待されながらも続編の情報が一切なかった「Half-Life」シリーズを、VR専用タイトル「Half-Life: Alyx」として発売すると発表しました。
ファンにとって寝耳に水とも言えた「Half-Life」の新作登場のニュースは、すぐにLeft 4 Deadシリーズ再始動についての噂や憶測を生むことになりました。
YouTubeでValveに関する情報を伝えている番組「Valve News Network」は、Left 4 Deadの続編が、2012年から開発が始まり2017年にキャンセルされたと報告し、さらには「Half-Life: Alyx」の発表の後に「Left 4 Dead VR」が開発されているとするツイートをしファンの期待を煽りました。
また1月17日には、Valveと共同で「HTC VIVE」を開発したHTCの中国の代表者が、自身のTwitterにアップした画像が話題になりました。
2020年のVRトレンドと題されたその図には、「Half-Life: Alyx」の名前と共に「LFD3」の文字が記されていました。
A few slides from my talk tonight… pic.twitter.com/bHegijjZW1
— Alvin Wang Graylin (汪丛青) (@AGraylin) January 17, 2020
昨年には(フェイクが確定したものの)ある人物がYouTubeに、「Left 4 Dead 3」のものと思しき精巧なトレーラーをアップし話題となっています。
(関連記事: 「Left 4 Dead 3」がついに発表か?超絶クオリティのトレーラーがYouTubeにアップされる)
こうした新作への期待が高まるなか、ValveはIGNからの問いに対し、Left 4 Deadに関連するものには一切取り組んでいないと回答しています。
Valveは回答の中で、「Left 4 Dead 3」を“絶対に”開発しておらず、それは一部の人が流した誤った情報であるとして、新作についての噂を一蹴しました。
また「数年前にLeft 4 Deadの新作についての機会を調査していた」ことは認めたものの、現在はそれに何年もの間取り組んでいないと強調しています。
Left 4 Deadの新作についてはValveから正式にそれを否定する声明が発表されましたが、これは単に“今のところは”情報を出す段階ではないという可能性も十分にあります。
実際「Half-Life: Alyx」は突然発表され、ファンやメディアは新作の登場を予想できませんでした。
VR専用タイトルである「Half-Life: Alyx」がヒットした場合、Valveの次のタイトルが「Left 4 Dead 3」になったとしても何ら不思議なことではないでしょう。