昨年発売された「Shadow of the Tomb Raider」で、新生Lara Croft(ララ・クロフト)の冒険は一つの区切りを迎えました。
7か月連続でリリースされる追加DLCも残すところ後一つとなり、Laraの雄姿が見られなくなるのはなんとも寂しいものです。
しかしそんなTomb RaiderとLaraファンに朗報が入ってきました。
USGamerのインタビューに応じた開発者は、「Laraの冒険がこれで終わりになるとは思わない」と語っています。
私たちがTomb Raiderフランチャイズについて聞いていなかったとしたらそれは驚きだ
開発会社の一つであるEidos MontrealのプロデューサーJonathan Dahan氏はUSGamerの取材に対し、「次に何が起こるのかについて何も言うことはできないが、私たちがフランチャイズについて詳しく聞いていないのだとしたらそれは驚きだ」と答え、Laraの冒険が続く可能性があることをほのめかしました。
取材の中でDahan氏は、DLCの開発はファンをサポートするためのものだった、と語ります。
そして発売後いくつかの批判的な意見にさらされながらも、そうした批評も含め開発は非常に満足したものだったと振り返り、ここで得た経験をこの先も生かしていきたいと述べました。
これが具体的な続編のことを示しているのかはわかりませんが、Dahan氏はShadow of the Tomb Raiderの開発でPS4 ProとXbox One Xの能力を大きく引き出せたことを誇りに思うと述べ、「誰かがXbox One Xを購入したときには4K/30fpsのゲームを提供できるようにしたい」と今後の開発での抱負についても語りました。
Dahan氏の含みのある受け答えは、リブート3部作後の新しいTomb Raiderについて予感させるものがあります。
販売元のスクウェアエニックスは、Shadow of the Tomb RaiderのDLCが全て出揃っていないこともあり、この件についてコメントを出していません。
ゲームでのLaraの冒険はDLCを1つ残して一旦休憩となりますが、映画の世界のLaraは新しい仕事を見つけたようです。
DeadLineなどの報告によると、2018年にアリシア・ヴィキャンデル主演で公開されたゲーム版リブート第1作を映画化した「Tomb Raider(トゥームレイダー ファースト・ミッション)」の続編の計画が進行していることが明らかになりました。
それによると脚本を担当するのは「ハイ・ライズ」、「フリー・ファイヤー」などで知られるイギリスの映画監督Ben Wheatley氏の妻であり同作の脚本も担当したAmy Jump氏で、主演のアリシアは既に脚本を読みそれに好感を持ったということです。
今のところ映画の続編が、ゲーム版と同じく2作目の「Rise of the Tomb Raider」を元にしているのかはわかっていません。
映画版Tomb Raiderは、世界中で2億7,400万ドルを売り上げ大きな成功を収めました。
映画が続けて大ヒットとなれば、思っているよりも早くゲーム版Laraが休暇から戻ってくるかもしれません。