Xboxの次世代機にはやはり2つのバージョンがある、LockhartはディスクレスでSSD搭載か

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マイクロソフトは今年のE3で、次世代機が2020年のホリデーシーズンに発売されることを明言しました。

紹介された本体は「Xbox Scarlett(スカーレット)」という名で呼ばれています。

しかしE3以前には、Xboxの次世代機には2種類が存在しており、それらがより安価なものと高価でハイパフォーマンスなものとに分けられているというのが大方の予想でした。

安価なものは「Lockhart(ロックハート)」、高価なものは「Anaconda(アナコンダ)」というコードネームが付けられていましたが、E3ではこのどちらのネーミングも登場することはありませんでした。

この結果、多くのユーザーやメディアは、次世代のXboxはScarlettのみの展開だと考えるようになります。

しかしKotakuの調査によると、開発者は既に「Lockhart」の開発キットを受け取りゲームを開発しています。

開発者によると「Lockhart」はディスクレスであり、現在のどのビデオゲームコンソールよりも高速なCPUを搭載しています。

 

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Kotakuに語ったある開発者は、LockhartのグラフィックパワーはPlayStation 4 PROと似ている部分があると述べる一方、明らかな違いもあると説明しました。

具体的にはLockhartはSSDを搭載しており、読み込み時間の短縮が図られていること、そして現行のどのコンソールよりも高速でありフレームレートが高いことなどを特徴として挙げています。

また留意すべき点として、これが開発キットであり、実際の発売時の仕様に関しては不透明な部分もあるとしました。

 

Lockhartの存在はハイエンドバージョンであるAnacondaの存在も示唆しています。

ほとんどのユーザーはE3で発表されたScarlettを唯一の次世代機と捉えていますが、発売時の店頭には2つのバージョンが並ぶことになるかもしれません。

※Kotakuはこの件についてマイクロソフトに連絡を取りましたが「噂や憶測に関してはコメントしません」との回答でした。

 


 

来年の次世代機の発売が迫る中、Xboxの責任者であるフィル・スペンサー氏はTwitterで、Scarlettを自宅で楽しんでいると報告しました。

スペンサー氏のプレイしている機種がAnacondaなのか、それともLockhartなのかについては言及がありません。

 

 

しかしKotakuの報告と合わせて考えると、おそらくXboxの次世代機には2つのバージョンが存在しています。

現行のXboxには2つのバージョンがあり、より安価なXboxOne SはサブスクリプションサービスであるXbox Game Passのためのエントリー機として宣伝されています。

マイクロソフトはGame Passやクラウドゲーミングサービス「xCloud」の普及に力を入れているため、次世代においても安価な本体を用意している可能性は十分にあると言えるでしょう。

 

 

Source:Kotaku