ちょっとしたユーモアのはずが……警官の等身大パネルに捕まってしまう

雑ネタ

最近はあまり見なくなりましたが、道路脇に警察官の等身大パネルが立てかけられていることがあります。

車を運転する人は、はじめそれを警察官だと思ってアクセルを緩めるのですが、慣れてしまえばもうお構いなしに通り過ぎていきます。

 

基本的にはカーブで見通しの悪い場所や、スピードを出しやすい直線道路なんかに置いてありましたが、日本ではめっきり見なくなってしまいました。

 

しかし途上国ではこのパネルを使ったスピード防止策が採用されているところもあります。

 


 

スリランカの道路脇に立っていた警官のパネル。

このパネルに対してある行動をとったライダーが警察によって逮捕されてしまいました。

彼は一体何をしてしまったのでしょうか?

 


 

Image:YouTube

 

一人のバイクに乗った若者が、道路脇の警官のパネルに気づいて停車させました。

 

Image:YouTube

 

彼はポケットからおもむろに財布を取り出しました。

 

Image:YouTube

 

そして財布から出したお金をパネルの警官に渡そうとします。

 

Image:YouTube

 

なかなか受け取ろうとしない警官と、満面の笑みをカメラに向けるバイカー。

 


 

この動画は後にFacebookにアップロードされました。

そして数日後、動画の中のバイカーとこれを撮影していた彼の友人がスリランカ警察に逮捕されました。

 

スリランカ警察によると、罪状は「公共財産を害したこと及び警察に対するイメージを侮辱したこと」だそうです。

 


 

彼らが逮捕されたことに対して疑問の声をあげる人もいます。

 

そんな中の一人であり、スリランカの新聞の副編集長をつとめるAmeen Izzadeen氏は、今回の逮捕について「これは犯罪ではなく一種の風刺だ」と述べています。

 

 

Izzadeen氏によれば、スリランカでは交通犯罪を犯した場合、法廷での長期にわたる手続きを回避するために警察に賄賂を送るのが一般的だそうです。

 

彼らは贈収賄文化を排除する目的で強力なメッセージを発信した。それは風刺であって犯罪ではない。

 

また別のSNSユーザーはこの問題が笑いごとではなく、交通事故による死者が多く発生している現状をあげ、現実の警察官が法を執行するためにできることがもっとあるはずだと訴えています。

 


 

この風刺行動が物議をかもすのには理由があります。

 

腐敗や汚職に対して取り組む国際NGOの”トランスペアレンシー・インターナショナル”によると、スリランカの警察は世界でもっとも汚職が多い機関とされています。

スリランカ局長のAsoka Obeysekara氏によると、汚職の蔓延がそれと戦う意思の欠如に現れているといいます。

 

こうした批判を受けたからかはわかりませんが、先日スリランカ警察は2人の警官を職務停止にしました。

その理由は、大統領官邸の近くで賄賂を受け取っていたのを防犯カメラに捉えられたたためでした。

 

交通警察のトップであるAjith Rohana氏はBBCの取材に対して、警察官の不正を罰するための措置は講じている、と述べています。

 


 

どこの国にも問題はあるのでしょうが、今回のビデオはちょっとした悪ノリみたいなものなので、逮捕までしなくてもよかったのでは?なんて思ってしまいます。

 

VAVUNIYA POLICE

上は実際の動画ですが……ここまでパネル剥き出しだと逆にすがすがしくてクールに感じますね!

 

 

 

References:YouTube,BBC

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