日中に居眠りをすると夜眠れなくなるのはなぜ?

雑ネタ
(Jacob Norrie/Unsplash)

外出から帰ってきてソファに倒れ込み、そのままうとうとと眠ってしまったことはありませんか?

10分あるいは30分ほど眠った後は、頭がとてもすっきりして、生き返ったような気分になります。

しかしこんな日の夜は、いつもよりも寝つきが悪くなります。

明日は早く起きなければいけないのにどうして眠れないのだろう……こんなことを考えれば考えるほど余計に目が覚めてしまいます。

 

なぜ居眠りをした日の夜は眠れなくなるのでしょう?

眠りを妨げる要因についてみていきましょう。

 

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睡眠圧

 

人間は疲労がたまると、それを睡眠で解消したいという欲求をもっています。

これを睡眠圧といい、起きている時間が長ければ長いほど高くなっていきます。

睡眠圧を開放する一番の方法は、夜にぐっすりと眠ることですが、途中で居眠りをしてしまうと圧力が下がってしまい、それが寝つきの悪さにつながります。

5分程度の居眠りであればおそらく問題ありません。

しかし1時間も眠っていたのなら、その日の夜にスムーズに寝付くのは難しいでしょう。

 

睡眠サイクル

 

眠りには浅い眠りと深い眠りがあり、約90分間隔で繰り返されます。

深い眠りのときに目が覚めても、頭が働いていないため、すぐに眠りに戻ることができます。

しかし浅い眠りのときに目覚めてしまうと、脳が覚醒してしまい、再び眠るのが困難になります。

この際、携帯電話をいじったり、電気をつけるために起き上がったり、テレビのスイッチを入れたりすると、眠りはさらに遠のきます。

途中で起きないようにする方法の一つは、夜の遅い時間に居眠りをしないことです。

 

心理的な問題

 

睡眠に対するストレスやプレッシャーが浅い眠りに関係している場合があります。

“早く寝なければいけない”、“7時間寝るために1分も無駄にはできない”などの脅迫的な考えは、睡眠を難事業のように感じさせ、結果的に眠りを遠ざけてしまいます。

このようなタイプの人は、疲れが溜まりがちになり、それが日中の居眠りを誘発し夜の睡眠がさらに困難になる、という悪循環を抱えるおそれがあります。

 

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睡眠環境

 

良い眠りには良い環境が必要です。

体にあった枕やベッドはもちろんのこと、寝る前には携帯電話を触らない、部屋を静かに暗くする、室温を快適に保つなど、快適な眠りのためにできることはたくさんあります。

夜、あまり眠れない人は、就寝前の行動や寝室の環境を見直してみるといいかもしれません。

 

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深く眠るための効果的な方法は日中の居眠りを避けること

 

結局のところ、どうすればベッドで快適に眠ることができるのでしょう?

 

・まず部屋を暗くし、静かであることを確認してください。そして室内は季節にあわせ適切な温度に設定しましょう。
・一部の人には、テレビで流れる砂嵐のような「ホワイトノイズ」が入眠に役立つ可能性があります。
・毎日同じ時間にベッドに入るのも効果的です。
・ベッドにいる間は、携帯電話に触れないようにしましょう。画面をスクロールしたり、ブルーライトにさらされるといった状況は、脳を覚醒させ、眠りを困難にします。
・そして最も効果的な方法は、日中に睡眠圧を開放しない、つまり居眠りを避けることです。

 

居眠りを我慢できれば、その日の夜には深い眠りが訪れるでしょう。

 


 

 

かなで
かなで

疲れてるときや食事の後はどうしても眠くなっちゃうよね

しぐれ
しぐれ

短い時間の居眠りならそんなに影響はないみたいだよ

 

 

Reference: The Conversation