知られていなかった緑の力!木の近くに住んでいる人ほど睡眠時間が長くなる

自然
(Alex Blăjan/Unsplash)

オーストラリアのウーロンゴン大学の研究者グループは国内に住む人の睡眠に関する調査を行った結果、家の近くに木がある人ほど睡眠時間が長くなることを発見しています。

オーストラリアの成人の12~19%は、最低限必要とされる5.5時間の睡眠をとっていません。

睡眠不足になる原因にはこれまで、騒音や温度、人工的な光、大気汚染などが指摘されてきました。

しかし「周囲に木が植えられていないこと」が問題として挙がることはありませんでした。

 

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家の近くに緑がある人ほど良い睡眠をとっている

 

ウーロンゴン大学の集団の健康および環境データ科学の教授であるトーマス・アステル-バート(Thomas Astell-Burt)氏たちの研究グループは、緑地が睡眠に与える影響を約6年にわたって追跡調査しています。

緑地が健康に良いことは、過去の複数の研究が明らかにしています。

森林は騒音を減らし、自然との接触は心理的なストレスの軽減や回復に役立つことが知られています。

研究は、こうした緑地の持つ力が人々の睡眠時間にも影響を与えるのかどうかを知るために行われました。

 

収集されたデータを分析した結果、家から1.6km以内の土地の30%以上が木を含む緑地である場合、10%未満の地域と比べて睡眠不足の割合が13%低くなることがわかりました。

データからは一貫して、家と緑との距離が近いほど睡眠不足の割合が低くなる傾向が示されました。

研究者はこれらの結果から、より多くの緑地は睡眠時間を延ばすことに貢献できると結論づけています。

 

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アステル-バート教授は、睡眠不足は健康への悪影響だけでなく、幸福感や生産性の低下とも関連していると指摘します。

2016年から2017年にかけてオーストラリアで行われた睡眠に関する調査では、国民の10人に4人が睡眠に関連した問題を抱えており、そのことに起因する福利厚生費が401億豪ドル、保険や生産に関連するその他の費用が262億豪ドルかかると試算されました。

睡眠不足をもたらす要因は複数ありますが、2018年に行われた睡眠健康意識調査では、睡眠に影響を与える項目のなかに緑地は入っていませんでした。

アステル-バート教授は、「緑を活用した睡眠を改善するための公共政策は、社会と経済に重要な結果をもたらす可能性がある」と述べています。

 


 

 

しぐれ
しぐれ

アメリカの研究によると緑の効果はスマートフォンを操作しているとなくなっちゃうんだって

ふうか
ふうか

自然との関わりかたが一番大事ということだな

 

References: The Conversation

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