「ハイドロキノン」を含む美白製品を使わないで!イギリスの自治体が消費者に呼び掛ける

雑ネタ
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イギリスの地方自治体協会(Local Government Association-LGA)は「ハイドロキノン」を含む美白製品を使わないよう消費者に呼び掛けています。

LGAは美白製品に含まれているハイドロキノンはペンキなどの塗料を剥がす剥離剤と同じであり、それらを使用することは最終的に“高コスト”になる、と警告しています。

ハイドロキノンは美白効果を持つ化粧品に含まれている成分で、その強力な漂白作用によって肌を白くする一方、人体への影響についてはその危険性を指摘する複数の報告があり、一部の国や州では販売自体が禁止されています。(日本では販売されています)

 

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ハイドロキノンを含む美白製品は使用者の健康を損ねる可能性がある

 

LGAは声明の中で、ハイドロキノンは剥離剤と同じものであり、皮膚の上層部を除去し、皮膚ガンのリスクを高め、致命的な肝臓と腎臓の損傷を引き起こす可能性があると述べています。

またハイドロキノンを含む美白製品は水銀を含む場合があり、水銀も同様に人体に重大な影響を及ぼすことから、使用に際し十分な注意を払うよう促しています。

 

評議員のサイモン・ブラックバーン氏は次のように述べます。

 

禁止された成分を含むスキンクリームは非常に危険であり、あなたの健康に深刻なダメージを与え、生命を傷つけ、さらにはあなたを殺すことさえあります。

 

イギリスではハイドロキノンを含む美白製品の販売が禁止されています。

しかし美白を願う人たちにとって(法的に許可されている)天然成分だけでできた製品は高価なこともあり、より安価なハイドロキノン製品が違法なルートを通じて市場に出回っています。

LGAによると今年の5月にはハイドロキノンを含む製品を販売している業者が摘発され、その店からは360ものハイドロキノン製品が見つかり、店の所有者は約8,000ポンド(9,800ドル)の罰金を科されました。

また昨年南ロンドンで摘発された業者は20カ月の懲役刑を科されています。

ブラックバーン氏は消費者に対し、スキンクリームの成分を常に確認し、価格が低い場合には特にハイドロキノンを含んでいるかどうかを見極めるよう呼びかけました。

LGAは今後ハイドロキノンを含むスキンクリームを販売する不正な小売業者を摘発し、人々がこれらを購入できないように行動を起こしていく、と表明しています。

 

世界的に高まる美白製品の需要

 

Image by photosforyou fromPixabay

 

市場調査会社グローバル・インダストリー・アナリストによると、美白製品に対する需要は世界的に増加していて、特にアジア、中東、アフリカにおいては2024年までに312億ドル規模の市場になると予測されています。

また市場調査会社フューチャー・マーケット・インサイトの調べでは、アジア太平洋地域は美白製品の最も収益性の高い地域であり、その額は2017年で世界市場の半分以上を占める約75億ドルに達しました。

 

美白製品の需要は明るい肌を好む国民性や地域性に深く関連しています。

WHO(世界保健機関)によると美白製品の日常的な使用率は、最も低いアフリカのマリ(25%)から最も高いナイジェリア(75%)まで大きな幅があります。

このなかでは特にアジアや中東の比率が高く、中国、マレーシア、フィリピン、韓国では40%、インドでは半数以上が日常的に美白製品を使用しています。

美白製品の効果は(特に白人でない場合)見た目で判断しやすいため、業者はより強力な効果を謳い製品を宣伝する傾向にあります。

しかしハイドロキノンのような元々が剥離剤として使われていた成分を含む商品は、国や地域によっては使用や販売が禁止されています。

日本では(今のところ)ハイドロキノンを含む製品の販売は禁止されていません。

ハイドロキノンの使用によって本当に健康に悪影響が及ぶのかは不確定な部分がありますが、この成分が世界的にみて排除の方向に向かっているのは確実です。

美白製品を選ぶ際は含まれている成分について一度確認してみるのがいいかもしれません。

 

 

References:LGA,CNN

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