Epic Gamesは現在開催されている開発者会議GDCの講演のなかで、複数のPCゲームをEpic Games Storeで独占販売することを発表しました。
その中にはObsidian Entertainmentの「The Outer Worlds」やRemedyの「Control」などが含まれています。
昨年から登場したEpic Games Storeは開発者により多くの利益を分配することで注目を集めました。
また時限独占ゲームとしてMetro ExodusやDivision2などのタイトルを用意することで、Steamなどの他のデジタルストアとの差別化を図っています。
半ば強引ともいえるタイトルの集め方や、ストアの機能に対する不満などもありユーザーからは反発の声も聞こえてきますが、Epic Games Storeの独自性を増す動きが止まる気配はないようです。
発表によると「The Outer Worlds」とMax Payne、Alan WakeでおなじみのRemedyの新作「Control」は1年間の時限独占で、PC版はEpic Games Store以外にWindows Storeでも入手できるとのことです。
(PS4とXboxOneでも発売されます)
その他の独占タイトルについては次のようなものがあります。
・Afterparty
・The Cycle
・Dauntless
・Industries of Titan
・Journey to the Savage Planet
・Kine
・Phoenix Point
・The Sinking City
・Spellbreak
・Soul Ash
またDivision2をストアに提供したUbisoftはいくつかの他のPCタイトルを近い将来発表するとしています。
さらにQuantic DreamはPlayStationで発表された「Heavy Rain」、「Beyond:Two Souls」、「Detroit: Become Human」をEpic Games Storeで販売することを発表しています。
講演ではMetro Exodusの販売本数が、Steamで販売された前作Metro:Last Lightの本数よりも同じ期間において2.5倍以上だったことを明かし、Epic Games Storeが着実にユーザーに受け入れられていることを強調していました。
Epic Games Store – GDC 2019 Announcements
昨年から続くEpic Games Storeの攻勢については特にSteamのユーザーが不満を表しています。
SteamのフォーラムなどではMetro ExodusがSteamで販売されないことに対して多くのユーザーが憤慨しています。
The Outer Worldsを筆頭としたタイトルがSteamで販売されないという今回の発表に対しても多くの議論が巻き起こるのは避けられないでしょう。
今後もタイトル獲得競争が続きそうな気配が濃厚ですが、Steamや他のストアなどがどんな反撃をみせるのかにも注目です。