XboxのボスPhil Spencer氏がE3に向けた近況を報告

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XboxのボスPhil Spencer氏は、XboxLiveのプログラミングディレクターでメジャーネルソンとしておなじみのLarry Hryb氏とのポッドキャストで、今年のE3に向けた展望を語りました。

 

昨年ソニーは2019年のE3に参加しないことを発表し業界を驚かせました。

Spencer氏はソニーの動向とは関係なく自分たちがやれることをやるつもりであると語っています。

 

2社が新たなプロジェクトに取り組んでいる

 

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最初の大きなニュースはPlayground GamesRareが新しいプロジェクトに取り組んでいるということでした。

両社ともマイクロソフト傘下のスタジオで、特にPlayground Gamesは昨年マイクロソフトが買収した6つのスタジオのうちの1つです。

Spencer氏は具体的なタイトルは挙げませんでしたが、Playground GamesがFableの新作を作っているのではないかという噂があります。

 

Playground Gamesは買収される前、Lionhead Studiosと共に「Fable Legends」を制作していましたが2016年に開発は中止となりました。

その後はXboxの看板シリーズの一つであるForza Motorsportのスピンオフである「Forza Horizon」を手掛けています。

 

Fableシリーズはその生みの親であるピーター・モリニュー氏が設立したLionhead Studiosが既に活動を終了していますが、元々Xboxで人気のあったタイトルです。

Forza Horizonの続編ならばわざわざ新しいプロジェクトとは言わないはずで、彼らがFableの新作に取り組んでいるという噂もありえなくはないでしょう。

 

またRareは去年「Sea of Thieves」を発表していますが、Spencer氏はRareがそれとは別の新しいものに取り組んでいるのを確認したと語っています。

 

E3に向けた社内会議とProject xCloudの展望

 

©2019 Microsoft

 

Spencer氏は昨年のソニーの発表を受けた後、社内でE3についての議論があったことを明かしました。

意見の中にはチャンスと見て発表の規模を大きくすべきだとか、逆に資金を抑えてもいいのではないかというものもあったといいます。

 

しかし結局は自分たちがやるべきことをやるべきだという結論に至ったと述べています。

そしてファンと共にいる機会を持てることはとても嬉しいことだと付け加えました。

 


 

Spencer氏は将来サービスが開始される予定のProject xCloudについても語っています。

実際に休日を使ってProject xCloud上でゲームをプレイしたことを明かし、今がテスト段階であること、そしてクラウドを使ったゲームプレイが世界中に浸透するには少し時間がかかるだろうという見解も示しました。

この発言はProject xCloudが時期尚早という意味ではなく、マイクロソフトの技術力がこの分野で一歩リードしているという自信を表したものと思われます。

 

彼はCEOであるSatya Nadella氏とCFO(最高財務責任者)であるAmy Hood氏がとても協力的であることに感謝を述べています。

Nadella氏は先日Netflix型の配信ゲームサービスについて前向きな意見を発表しています

 

Spencer氏は最後に「今年のE3が今までと同じくらい大きいものになるだろう」と語りました。

 


 

6月のE3までまだ日があるので小出しにした感はありますが、Spencer氏を中心としたXboxチームが着々と準備を進めていることが確認できます。

 

XboxOneが不振だった理由の一つに、魅力的なコンテンツが不足している、というものがあります。

ゲーマーの多くがそう感じているのをくみ取った結果が、昨年のスタジオ買収と新スタジオの設立につながりました。

 

2020年発売が噂されている新型Xboxですが、そこに向けたラインナップが素晴らしいものになるのを期待しつつE3を待ちたいところです。

 

 

Source:Windows Central