何に見える?探査機ジュノーが撮影した木星の雲

宇宙
Image Credits: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS/Mik Petter

2011年に打ち上げられ、2016年に木星の極軌道に入ったNASAの木星探査機JUNO(ジュノー)は、2021年までの活動期間中に計33回の観測を行い、重力や磁場の詳細なデータを収集する予定となっています。

ジュノーは木星を周回するかたわら、木星の表面を覆うカラフルな雲の画像をいくつも撮影しています。

 

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先日NASAがジュノーから送られてきた木星の画像をツイートし、雲の模様を「竜の眼」のようだと表現しました。

 

 

ツイートはフォロワーの想像力を刺激し、油絵のような木星の雲が何に見えるのかについての議論が白熱しました。

 

 

「ムンクの叫び」

 

 

「ケツァルコアトル」

 

 

「鳥」

 

 

「カンタス航空のロゴマーク」

 

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木星と探査機ジュノー Credits: NASA/JPL-Caltech

 

太陽系で最大の惑星である木星は、巨大なガスで形成されたガス惑星(ガスジャイアント)として知られています。

惑星の表面は嵐が吹き荒れ、渦を巻いた独特の形の雲が形成されます。

木星はその大きさや、地球がすっぽりと入るほど巨大な大赤斑(だいせきはん)などの雲の模様から、不安や恐怖をかきたてられる星として認識される傾向にあります。

しかし今回のNASAのツイートは、木星のユニークさと神秘性を人々に知ってもらうための良い機会となりました。

 

ジュノーは今後も、この不気味で謎めいた星の知られざる事実を地球に届けてくれることでしょう。

※トップの画像は木星の大赤斑を、Mik Petter氏がフラクタルの手法を使いデジタルアート化したものです。

 

 

 

References:NASA,NASA sent Juno to Jupiter in 2011. It got back works of art