フロム・ソフトウェアの代表取締役でダークソウルやブラッドボーンなどの硬派なRPGを数々制作してきた宮崎英高氏は、Telegraphとのインタビューの中でバトルロイヤルジャンルについて語りました。
フロム・ソフトウェアが手掛けてきたゲームはシングルプレイ中心のジャンルがほとんどですが、宮崎氏はバトルロイヤルというジャンルに興味があると述べています。
Telegraphに対し宮崎氏はフロム・ソフトウェアがバトルロイヤルジャンルに参入する可能性について「常に可能性がある」と答えます。
バトルロイヤルというジャンルは間違いなく楽しいものです。我々は多くのバトルロイヤルタイトルがとるパターンに興味をもっています。
宮崎氏はもし自分たちがバトルロイヤルジャンルのゲームを作るならば他とは少し違うものになるだろうと述べ、いつかチャレンジしてみたいと抱負を語りました。
フロム・ソフトウェアが作ってきたようなゲームとバトルロイヤルが融合すればかなり手ごわいものに仕上がるのは間違いないでしょう。
これまでシングルRPG――それも難易度の高さに定評のある作品を多く作ってきた宮崎氏ですが、今後の方針転換はあるのでしょうか。
宮崎氏は自分たちが作ってきたようなシングルプレイのゲームの存在はゲーム業界にとって不可欠であると強調します。
昨年900万枚以上を売り上げたGod of WarやSpider-Man、今年に入ってからのDevil May Cry5や新作のSekiro:Shadows Die Twiceなどのタイトルを挙げ、シングルプレイヤーゲームがいまだ根強い人気があるジャンルであると語りました。
業界ではこの多様性が重要です。私たちはバトルロイヤルゲームやライブサービスをつくる人を必要としており、またシングルプレイヤーゲームも必要としています。
宮崎氏はジャンルの多様性が全ての人を前進させることに役立つと述べました。
オンラインゲームが増えるにつれてシングルプレイのゲームが忘れ去られていくような時代になりつつありますが、宮崎氏の言うようにゲーム業界の生態系を維持し前進させていくにはいろんなジャンルの存在が不可欠なのかもしれません。
……ダークソウルやブラッドボーンが土台となったバトルロイヤルというのも(ちょっと想像できませんが)それはそれでやってみたい気がしますね。
宮崎氏がディレクターを務めた新作「Sekiro:Shadows Die Twice」はPS4、Xbox One、PCを対象に3月22日発売予定です。
『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』先行プレイ動画
References:TheTelegraph