SIE(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)は「ラチェット&クランク」や昨年大ヒットを記録した「Marvel’s スパイダーマン」などの開発でおなじみのInsomniac Games(インソムニアックゲームズ)を買収したと発表しました。
これは今週の月曜日にSIE会長のショーン・レイデン氏によって正式に発表されたもので、これによりソニーのファーストパーティスタジオである「SIEワールドワイドスタジオ」の数は合わせて14になりました。
Big news: @InsomniacGames is joining PlayStation’s Worldwide Studios! We are honored and thrilled to join forces with this legendary developer. Please join us in congratulating our friends and partners at Insomniac! pic.twitter.com/hhhqhxZE7k
— PlayStation (@PlayStation) August 19, 2019
ショーン・レイデン氏はプレスリリースで買収について次のように語りました。
Insomniac Gamesは業界で最も高く評されている開発スタジオの1つであり、クラス最高のストーリーテリングとゲームプレイの遺産は他に類を見ないものです。私たちは長年スタジオとの強力な関係を楽しんできており、今回正式にワールドワイドスタジオに迎え入れることにとても興奮しています。
ソニーのスタジオ買収は2011年のSucker Punch Productions以来のことです。
レイデン氏が言及したようにInsomniac Gamesは長い間ソニーと密接な関係にありました。
1998年に初代PlayStationで発表された「スパイロ・ザ・ドラゴン」を皮切りに、「ラチェット&クランク」シリーズ、「RESISTANCE」、そして大ヒットとなった「Marvel’s スパイダーマン」など多くのゲームをPSプラットフォームに提供してきた歴史があります。
レイデン氏はエンターテインメント誌ハリウッド・リポーターとの会話の中で、今回の買収についていくつかの質問に答えています。
買収に至った経緯としては、SIEとInsomniac Gamesが20年来の協力関係にあり、スタジオが素晴らしいコンテンツを作り続けてきたことが理由の1つであるとし、「Marvel’s スパイダーマン」のヒットも少なからずそれを後押ししたことを認めています。
また2014年にXboxで独占発売された「サンセット・オーバードライブ」についての質問に対しては、「正直なところ続編や新しい展開についてはまったくの白紙である」ことを明かし、それよりも現在はスパイダーマンやラチェット&クランクシリーズの方に集中していると回答しました。
「サンセット・オーバードライブ」のIP(知的財産権)自体はInsomniac Gamesが保有しているため、将来的には続編や何らかの関連した作品がPlayStationで発売される可能性はあるでしょう。
Insomniac Gamesの次の作品に期待です。
Source:The Hollywood Reporter