イギリスのデジタル・文化・メディア・スポーツ省が、国民を対象に、ゲームに関するアンケート調査を行っています。
アンケートは、「ゲームは有害か」、「ゲームのデザインは長時間のプレイに影響を与えるか」、「ゲーム中毒の人に対して何ができるか」などの項目があり、3000字以内にまとめて提出します。
デジタル・文化・メディア・スポーツ省は、若者だけでなく、ゲームをよくプレイする大人や、業界経験者からの意見を広く求めています。
以下はアンケート項目の抜粋です。
ゲームは社会に有害ですか?それとも有益ですか?
どのようなゲームデザインがあなたに長時間ゲームをプレイさせますか?
多くのゲームをプレイし過ぎる人に対してどんな助けができますか?
ゲームデザイナーはプレイヤーにどんな責任を負っていますか?
若者はゲームやアプリの中毒性に過度に影響をうけていますか?
イギリスがVRやARの世界的リーダーになっているのはなぜですか?また業界をどのようにサポートできると思いますか?
© Blizzard Entertainment, Inc.
イギリスは国内に有名メーカーを多数抱える、ゲーム産業の中心地です。
ゲームはいまや大きな利益を生み出す経済活動であり、世界には10億人を超えるプレイヤーが存在しています。
一方、最近のタイトルは「ゲーム内課金」を積極的に採用しており、若者たちはアバターや強いアイテムを得るために、競ってお金を使っています。
こうした中身の見えない「ルートボックス」(日本で言うところのガチャ)に対しては、若者の親や政治家たちから強い反発があります。
今回のアンケート調査は、ゲームとゲームが与える影響について深く理解しようとする、イギリスの責任感を表したものと言えます。
アメリカも、ゲームが若者に与える影響について強い関心をもっています。
トランプ大統領は先日、大手ゲームメーカーのトップを呼んで、ゲームの暴力表現について意見を交わしています。
せつな
イギリスは国内の開発者を積極的に支援している……
ふうか
賛成派も反対派も交えた公平な議論が大事だな
Source:parliament.uk