Ubisoftは先日、2019年に発表されたオープンワールドアクションゲーム「ゴッズ アンド モンスターズ (Gods&Monsters)」のタイトルを「イモータルズ フィニクス ライジング (Immortals Fenyx Rising)」に変更しました。
Ubiは、「タイトルの変更は“ゲームのビジョン”に関連するものであり、それ以外の理由はない」と説明しています。
しかしその後の調査で、Ubiとエナジードリンク企業「モンスターエナジー (Monster Energy)」との間で、商標をめぐる争いがあったことがわかりました。
争点となったのは、タイトルに含まれる「モンスター」という単語です。
海外メディアTechRaptorなどの報告によると、モンスターエナジーは今年の4月、Ubiが米国特許商標庁に申請した「ゴッズ アンド モンスターズ 」というタイトルについて、「会社の利益を侵害するおそれがある」として異議を申し立てました。
具体的には、モンスターエナジーがサポートしているeスポーツチームやゲームイベント、そして運営しているゲームサイト「monsterenergygaming.com」に影響が及ぶと主張し、タイトルを商標登録しないよう求めました。
異議申し立てはその後も繰り返され、「ゴッズ アンド モンスターズ 」の商標登録は先延ばしになりました。
Ubi側は5月に、「モンスター」という単語は一般的であり、それを使った商品は、モンスターエナジー以外に何百も存在すると反論しています。
その後両社が和解したかどうかは明らかになっていません。
Ubiは6月の時点でゴッズ アンド モンスターズ を、“かつてそう呼ばれていたゲーム”と表現し、タイトルが既に変更されていることを仄めかしています。
新しいタイトルである「イモータルズ フィニクス ライジング」の商標は、8月に出願されています。
「イモータルズ フィニクス ライジング」は2020年12月3日、Xbox Series X、Xbox One、PlayStation5、PlayStation4、Nintendo Switch、Epic Gamesストア、Uplay、Stadiaで発売予定です。
Sources: TechRaptor,VGC