ケンタッキーフライドチキンに代替肉を使った商品が登場、米国企業ビヨンドミート産の“偽鶏肉“を使用

雑ネタ
ⓒKFC

ケンタッキーフライドチキン(KFC)は今週、アメリカのジョージア州アトランタの店舗で植物由来の肉を使った商品を試験的に販売すると発表しました。

これは植物由来のいわゆるフェイクミートを製造しているアメリカの企業「ビヨンドミート(Beyond Meat)」の代替肉を鶏肉にも適用した全国でも初めての例となります。

 

 

ビヨンドミートはハンバーガーや牛ひき肉、ソーセージなどの代替肉を様々な業種に提供していますが、KFCによると植物由来の鶏肉がフランチャイズ市場に出回るのは今回が初めてだということです。

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KFC USのコンセプト責任者であるケビン・ホフマン氏は代替鶏肉について、「KFCのビヨンドフライドチキンはとても美味しいのでお客様はそれが植物由来だとは気づかないでしょう」と述べ、KFCの広告キャッチフレーズでもある「finger lickin’ good(指をなめるほどおいしい)」を引き合いに出してその味に太鼓判を押しました。

ビヨンドフライドチキンは骨なしチキンとナゲットの2種類で提供され、気になるお値段はそれぞれ、チキンが6ピース6ドル、12ピースで12ドル、ナゲットが6ピース6.49ドル、12ピースで8.49ドルとなっています。また単品ではそれぞれ1.99ドルで購入できるということです。

ビヨンドフライドチキンはしばらくの間、アトランタのサントラスト・ パーク近くにある1店舗のみで提供される予定です。

 


 

ビヨンドミートは今年の5月に新規株式を公開して以降その株価が上昇しています。

25ドルで取引が始まった株価は現在では150ドルにまで上昇していて、投資家の代替肉に対する関心の高さがうかがえます。

最近ではバーガーキングが植物由来の商品「Impossible Whoppers(インポッシブル・ワッパー)」を販売したり、カナダのドーナツチェーン、ティムホートンズがビヨンドミートを利用した朝食メニューを提供したりと、代替肉の本格的な市場参入が進んでいます。

 

今回のビヨンドフライドチキンのテスト提供が成功すれば、近い将来日本でも代替鶏肉を食べられる機会がやってくるかもしれません。
(従来の商品と値段がそれほど変わらないのも魅力ですね)

 

 

 

References:CNN