Ubisoftは22日に行われた第一四半期の決算報告会議のなかで、次世代機のゲームソフトの価格に触れ、少なくとも今年のホリデーシーズンまでに発売されるタイトルについては、現行機の値段と変わらないことを明らかにしています。
これは今月初め、2Kが「NBA 2K」の次世代機版の価格を10ドル高くすると発表したことを受け、投資家が価格改定について尋ねた際の回答です。
UbisoftのCEOであるYves Guillemot氏は質問に対し、「クリスマスゲームについては前世代と同じ価格で提供する予定だ」と述べ、現在価格の調整に注力している段階だと付け加えました。
今年発売される「アサシンクリード ヴァルハラ」や「ウォッチドッグス レギオン」は、次世代機、現行機ともに同じ価格になります。
これまでビデオゲームは長い間59.99ドルで販売されてきました。
これは新しいハードが登場し、開発に多大なコストがかかるようになってからも不変でした。
しかし2Kが人気シリーズである「NBA 2K」の価格をハードごとで分ける決定をしたことで、PS5とXbox Series Xで発売されるタイトルの標準価格について憶測が飛ぶようになっています。
Guillemot氏は今回の回答のなかで、来年以降のゲームについて触れるのは避けています。
現時点では、ソニーもマイクロソフトも自社製タイトルの価格を明らかにしておらず、他のメーカーが2Kのような価格設定を採用するかは不透明です。
開発コストとゲームの価格が釣り合わなくなってきている問題については、元SIEのショーン・レイデン氏が「持続不可能である」と指摘しています。
Source: Polygon