ペルー文化省は、ナスカ台地で新たな地上絵が発見されたと発表しています。
ナチュラル・ミラドールと呼ばれる丘の中腹から見つかったのは、幅30~40センチの線で描かれた全長37メートルの巨大な猫です。
猫はハチドリやサルといった他の有名な地上絵よりもさらに古い、紀元前200年~100年頃のパラカス後期に作られたものと推定されています。
En medio de los trabajos de remodelación que se vienen realizando en el Mirador Natural, en la Pampa de Nasca, se logró identificar un nuevo geoglifo figurativo, -correspondiente a un felino-, que había sido dibujado en una de las laderas de esta colina.https://t.co/vjhiQLMF55
— Ministerio Cultura (@MinCulturaPe) October 15, 2020
展望台でもある丘の改修中に発見された猫は、当初はほとんど見えず、自然の浸食により消えかかっていました。
その後、石や塵を取り除く作業が行われ、考古学者が猫の全長と描かれた年代を特定しました。
ペルー文化省の主任考古学者であるジョニー・イスラス氏は、「ここ数年でドローンを使った調査が進んでいる」と説明し、今回の発見について、「非常に印象的だが、今後さらに多くの線が見つかる」と話しています。
イスラス氏によると、ナスカ台地とパルパ台地では、近年80~100の新しい線が見つかっています。
これらの作られた年代は、今回発見された猫と同様パラカス後期のもので、地上ではなく山や丘の斜面に描かれています。
パラカス後期の作品は、地上絵がその後のナスカ文化にどのように伝わっていったのかを知るための重要な手がかりになります。
ナスカでは、技術の発達により新しい発見が相次いでいます。
昨年は、日本の山形大学のチームによって、新たに143点の地上絵が発見されました。
地上絵にどんな目的があるのかは今でもよくわかってないみたいだよ
斜面から地上に書くようになったのも何か理由があるのかな?
Reference: The Guardian