古代のストーンサークルを新発見!のはずが意外な真実が明らかに

歴史

今月の初めスコットランドのアバディーンシャーで古代のものと思われるストーンサークルが発見されました。

珍しいタイプの石の形状から考古学者たちは新発見だとして公表していました。

 

しかし今月の21日にアバディーンシャー評議会の考古学者であるNeil Ackerman氏はTwitterを通してある憂鬱な発表をすることになりました。

 

発表はストーンサークルがごく最近に出来たものだという新事実を伝えるものでした。

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ストーンサークルは1990年代にできたものだった

 

今月の初めアバディーンの西、アルフォード近郊の農場で珍しい形のストーンサークルが発見されました。

この地域では珍しい横向きになった形状を含む90以上の石が発見され大々的に報道されました。

土地の記録や考古学の文献を参照してもここにストーンサークルがあったという記述はなく、考古学者は遺跡の年代を3500~4500年前のものと推定しました。

 

しかしストーンサークルを調査していたある日、農場に一人の男がやってきます。

彼は世紀の発見に色めき立っている考古学者たちに衝撃の発言をします。

 

それは、自分がかつてここの土地の所有者であったこと、そしてここにあるストーンサークルは90年代に全て自分が作ったものである、というとんでもないものでした。

 

 


 

最初は戸惑う考古学者たちでしたが、言われてみるとおかしな点もあったようです。

 

それはこのストーンサークルがこの地域で発見されたものよりも幾分小さいものであった、ということですが、当時はあまり真剣に考えられていませんでした。

しかし元農場所有者の話はそれがレプリカであることを認めるのに十分なものでした。

 


 

Ackerman氏はストーンサークルの制作者が豊富な知識をもってこれを作ったと語ります。

 

ストーンサークルには様々なレプリカが存在します。しかしこれをつくった者は石造りについてよく知っていました。ほかの地域にあるストーンサークルのタイプを非常にうまくコピーしていたのです。

 

Ackerman氏によれば元農場所有者は人々をだまそうとしてこれを作ったのではないということです。

完全に自分の趣味でストーンサークルを制作していました。

 

実際彼は今回の発見が大騒ぎになったのを知って知り合いの考古学者に真実を告げたということです。

 

レプリカのストーンサークルにも意味がある

 

実際のレプリカストーンサークル Credit: Neil Ackerman/Aberdeenshire Council Archaeology Service

 

世紀の大発見、とはいかなかったもののAckerman氏はあまり落胆していないようです。

 

彼はこの土地に住む人々がストーンサークルをはじめとする古い文化や歴史について関心を持ち続けていることは素晴らしいことだと語ります。

 

ストーンサークルがレプリカだったことは非常に残念ですが、それでもここには興味深い物語があります。精巧なコピーを作るには地域に対する知識や感謝、そして考古学への感心がなければできません。ストーンサークルは古いものではありませんでしたが、それは素晴らしい場所にあるので今後も楽しんでもらえればと思います。

 

そして今回の一連の出来事は、今後同じようなことが起きたときにうまく対処するための経験になるだろうと語っています。

 

 

 


 

古ければ古いほど情熱がたぎる考古学者にとって今回の事実はなんとも残念なものだったに違いありません。

しかしそれを恨み節ではなく、地域の歴史への感心や感謝につなげていくのがなかなか素敵な解釈だなと思います。

 

……でも一番の驚きは、ストーンサークルを趣味で作った人がいるということかもしれません。

 

 

 

 

References:livescience,sciencealert

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