コーヒー愛好家に衝撃、スイス政府が備蓄食品からコーヒーを除外すると発表

雑ネタ
Photo by Robert Shunev,Unsplash

スイス政府は戦争や災害などの事態が起きたときのために備蓄している食品の品目から「コーヒー」を除外することを発表しました。

政府は現在適用される基準によるとコーヒーの備蓄は不可欠なものではないと述べ、2022年までに備蓄する食品の品目についての見直しを行うと述べました。

そしてコーヒーが生命維持に必要なカロリーを含んでおらず、また世界中で生産され年中収穫できることから、もはや備蓄の対象品目としての基準を満たしていないとしています。

 

スイスの緊急備蓄システムは第一次世界大戦と第二次世界大戦の際に確立されたもので、最悪な事態に備えるためにコーヒーだけでなく、米や油、砂糖、動物用飼料など様々な品目を絶え間なく維持してきました。

現在スイスの備蓄倉庫には15,000トン以上のコーヒーが備蓄されています。

これはスイス国内で消費される量の3か月分になります。

 

スイスは世界の中でも多くの量のコーヒーを消費する国ですが、今回の政府の決定は一部の市民や備蓄を義務づけられているコーヒー企業を困惑させています。

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備蓄業者とコーヒー愛好家は制度の存続を求める

 

食料備蓄を監督する組織ReserveSuisseは今回の決定を見直すよう政府に要望を出しています。

ReserveSuisseによると、コーヒーの備蓄を義務づけられているスイスの15社のうち12社はそれを継続したいと考えています。

備蓄をしているメーカーは、今回の政府の決定が食品のカロリーにのみ焦点をあてていて、コーヒーの持つ心理的効果を無視していると訴えています。

 

もちろんこれは彼らの言い分の全てではありません。

政府は備蓄業者に対し金銭的援助をしていることもあり、その継続を願っているメーカーがいることも確かです。

しかしコーヒーにはカロリー摂取以外の多くの利点があることが知られています。

スイス政府の決定に対してはコーヒー愛好家だけでなく、世界中の科学者も再考を促すよう求めています。

 


 

第三次世界大戦のような緊急事態が起きたときに、国民がしばらくの間栄養を取れるようにするのが備蓄システムの目的ですが、たとえコーヒーにカロリーがなくとも緊張状態の緩和やリラックス効果を期待することができます。

 

スイスは永世中立国であることから自衛の概念が発達しています。

多くの家には個人用シェルターがあり、その数は30万にも及びます。

もし危険を避けるためにシェルターの中で何日も過ごさなければならないとしたら、コーヒーのない生活は気分を落ち込ませたままにすることでしょう。

 

多くのコーヒー愛好家からの非難の声がありますが、スイス政府は、“備蓄業者がそのコーヒーを消費者に開放することに期待する”と述べるにとどめています。

 

 

 


 

今回の決定は最終的なものではなく、11月に決定が下されるまでパブリックコメントを受け付けるということです。

どのような判断が下されるかは分かりませんが、今年の後半を待たずとも多くの反対意見が寄せられることは間違いないかもれません。

 

 

References:ABC

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