米国サウスカロライナ州で「アルゼンチンブラックアンドホワイトテグー」を発見 固有種を脅かす外来種

動物
(Photo: Dustin Smith)

米国サウスカロライナ州天然資源局(SCDNR)は、外来種である南アメリカのトカゲを州内で初めて確認したと報告しています。

 

州の中央に位置する町レキシントンで発見されたのは、「アルゼンチンブラックアンドホワイトテグー (Argentine black and white tegu)」と呼ばれる、南アメリカ原産の巨大なトカゲです。

このトカゲは5月にも、南のジョージア州とフロリダ州で見つかっており、SCDNRは目撃情報を募っていました。

 

 

アルゼンチンブラックアンドホワイトテグーはペットとして人気があり、今回発見された体長75センチほどのメスも飼い主によって捨てられたものと考えられます。

このトカゲは非常に頭がよく長生きで、体長は最大1.2メートル、体重は4.5キロにまで成長します。

また雑食性で、鳥、哺乳類、爬虫類、両生類のほかにも、野菜、果物、昆虫、卵などあらゆるものを口にします。

SCDNRの爬虫類学者であるアンドリュー・グロッセ氏は、「外来種の侵入は、野生生物に深刻な影響を与える可能性があり、アルゼンチンブラックアンドホワイトテグーも例外ではない」と述べ、特に卵が狙われることから、絶滅が危惧されている固有の鳥やカメにとって脅威になると指摘しています。

SCDNRは引き続き市民に対し、目撃した場合は写真を撮って報告するよう求めています。

 

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ジョージア州の天然資源局は5月にトカゲが発見されて以降、積極的な駆除に乗り出しています。

声明では、アルゼンチンブラックアンドホワイトテグーはあらゆる小さな生き物とその卵を食べ、また穴に入るのを好むため、保護されているアナホリゴファーガメのような種にとっては大きな脅威になると説明しています。

 

 

担当者は、アルゼンチンブラックアンドホワイトテグーから固有種を守るためには、早期発見、迅速な対応、公衆の関与が欠かせないと強調しています。

そしてエキゾチックなペットを飼う際には責任ある行動をとり、飼えなくなった場合にはリリースするのではなく、爬虫類の養子縁組グループに相談するよう強く求めています。

 


 

 

かなで
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健康なアルゼンチンブラックアンドホワイトテグーは20年以上も生きるんだって

しぐれ
しぐれ

飼っている人は責任をもって世話してほしいね

 

Source: SCDNR