トナカイだけじゃない!世界のクリスマスに登場する7つの動物

動物

12月のビッグイベントであるクリスマスには、冬を象徴する多くの動物が登場します。

寒い環境のなかでも必死に生き抜く動物たちは、クリスマスをにぎやかにし、人々に笑顔を届けてくれます。

 

世界のクリスマスに登場する7つの動物と、彼らが特別な存在である理由をみていきましょう。

 

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ヨーロッパコマドリ

 

ヨーロッパコマドリ (Airwolfhound/Flickr)

 

ヨーロッパコマドリは名前が示す通りヨーロッパ各地に生息しているヒタキ科の鳥で、クリスマスには必ずといっていいほど登場する動物です。

英語圏では英名である「ロビン (Robin)」と聞くと、ほとんどの人がヨーロッパコマドリを思い浮かべます。

 

ヨーロッパコマドリは、顔から胸にかけての毛がオレンジ色になっています。

この色には言い伝えがあり、ヨーロッパでは、十字架にかけられたキリストの傷を癒すために体に止まり続け、それにより胸が血の赤に染まったと信じられています。

救世主の最後に付き添ったことから、ヨーロッパコマドリはキリストを信じる忠実な動物として認識され、生誕を祝うクリスマスに顔を出すようになりました。

イギリスの国鳥でもあるヨーロッパコマドリは、旧年を象徴する鳥であるミソサザイとともに、クリスマスカードに登場しています。

 

トナカイ

 

トナカイ (ennymore/Pixabay)

 

「サンタクロースとトナカイ」という組み合わせは、クリスマスを語るうえで欠かせない世界共通のイメージです。

トナカイがクリスマスに登場するようになったのは、1823年にアメリカの新聞に掲載された詩「サンタクロースがきた」がきっかけで、これ以降、太った白髭のお爺さんがトナカイのそりに乗って各地の煙突を巡るというイメージが定着しました。

トナカイは多くの人に、サンタクロースの良きパートナーとして認識されています。

 

トナカイがサンタクロースを乗せ、一夜にして世界中を旅できるのは、この動物がとても力強いためです。

トナカイは分厚い毛皮に覆われており、極寒であっても長距離を移動することができます。

走る速度は最高で80km、年間の移動距離は5000kmにも達します。

「サンタクロースがきた」のなかでは、8頭のトナカイがそりをひき空を飛んでいます。

パワフルなトナカイは、サンタクロースの仕事に欠かせない動物です。

 

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ハイイロリス

 

ハイイロリス (Various-Photography/Pixabay)

 

ハイイロリス(トウブハイイロリス)もクリスマスカードに登場するスター動物です。

ハイイロリスは冬眠をしないリスで、寒い冬でも精力的に餌をかき集めます。

集めた餌は様々な場所に隠されますが、その一部は(忘れられてしまい)二度と見つかりません。

非常に寒い時期には、何匹かが寄り添い、冬が過ぎ去るのをじっと待ちます。

 

ハイイロリスはイギリスで外来種として扱われていますが、クリスマスの時期だけは、寒さを克服するスペシャリストとして話題に上ります。

 

キツネ

 

キツネ (Amanda Frank/Unsplash)

 

キツネも冬の代表的な動物です。

キツネは北にいくほど毛皮が分厚くなり、寒さに対して非常に強くなります。

足に生えた長い毛は雪や氷の上での移動を可能にし、丸くコンパクトな体型は、寒さにさらされる表面積を少なくし、熱を維持するのに適しています。

キツネの毛皮は古くから防寒具に利用されてきました。

 

現在キツネは、赤い帽子をかぶった姿でクリスマスカードに登場しています。

 

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リャマ

 

リャマ (manfredrichter/Pixabay)

 

アンデス原産のリャマは、何世紀にもわたって現地の人々の荷物を運んできました。

リャマは非常に頑丈で、自分の体重の30%もの荷物を背負い、一日で32キロも歩くことができます。

また毛皮は軽量の防寒具として重宝されています。

アンデスの人々は、代々受け継がれてきたリャマのジャンパーを着てクリスマスを楽しみます。

 

 

 

フクロウ

 

フクロウ (Dominik VO/Unsplash)

 

フクロウもクリスマス商戦に欠かせない動物です。

フクロウは、クリスマスカードはもちろんのこと、置物やツリーの装飾としても人気で、世界には数えきれないほどのアイテムが存在しています。

 

クリスマスにフクロウが登場するようになったのは19世紀以降です。

フクロウは知性を象徴する鳥であり、クリスマスでは、人々の願いを聞き入れる役割を担っています。

 

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ホッキョクグマ

 

ホッキョクグマ (BDougherty/Pixabay)

 

最も寒い地域に住むホッキョクグマは、トナカイ同様、寒さに耐えるスペシャリストです。

ホッキョクグマは厚い体毛を持つだけでなく、その下に豊富な脂肪を蓄え、二重に寒さをシャットダウンしています。

体毛は白く見えますが実際には透明で、これにより太陽からの熱エネルギーが皮膚にまで届き、効率的な保温を可能にしています。

冬眠をせず極寒の環境でもパワフルに活動するホッキョクグマは、赤い帽子とマフラーをした姿でクリスマスに登場しています。

 

ホッキョクグマの生存に必要な氷は、近年の温暖化により急速に減少しています

 


 

 

かなで
かなで

クリスマスにはいろんな動物が参加してるんだよ

しぐれ
しぐれ

みんな可愛くてあったかくなるね~

 

 

 

Reference: BBC