Appleは3月25日に行われたAppleイベント2019のなかで定額ゲームサービス「Apple Arcade」を発表しました。
これはiOSデバイス上でプレイできる定額ゲームサービスで、登場の際には100を超える独占ゲームが提供されます。
AppleTV、iPhone、iPadそしてMacでプレイすることができ、全てのゲームはオフラインでプレイできるということです。
Appleの製品マーケティングマネージャーであるAnn Thai氏は発表のなかで、Apple Arcadeには100を超える独占ゲームがありそこには他のプラットフォームや購読サービスでは利用できないタイトルが含まれていると述べました。
プレスリリースではApple Arcadeがゲームを厳選して集めるだけでなく、開発者と密接に連携していることを強調しています。
独占ゲームにはファイナルファンタジーで知られる坂口博信氏のゲーム「FANTASIAN」や、セガやコナミ、レゴなど大手のゲームメーカーの作品が含まれています。
Introducing Apple Arcade — Coming Fall 2019
以下はApple Arcadeに参加するメーカーの一部です。
・Skybound(ウォーキング・デッドのロバート・カークマン氏のゲームスタジオ)
・Mistwalker(坂口博信氏のスタジオ)
・WayForward(シャンティ―でおなじみのスタジオ)
・Klei(Mark of the Ninjaなどで知られるカナダのスタジオ)
・Finji
・Hipster Whale
・Cornfox
・Bossa
・Noodlecake Studios
・Sumo Digital
・State of Play
・Night School
・KO-OP
・Disney(ディズニー!!)
・Sega(セガ!!)
・Lego(レゴ!!)
・Konami(コナミ……!)
・Raw Fury
・Devolver(ホットライン・マイアミ、シリアスサムなどのパブリッシャー)
・Cartoon Network(アニメ専門チャンネル)
・Platinum Games(プラチナゲームズ……!)
・Versus Evil
・Blowfish
・Mountains
・Kunabi Brother
・Rac7
・Gameloft
・Aquiris
・Gallium Artists
・The Chinese Room
・ustwo
また1つのプランで家族6人まで共有することができ、ゲーム内広告やアプリ課金などもないということです。
Apple Arcadeは今年の秋に登場することになっています。
先日Googleが定額ストリーミングゲームサービス「Stadia」を発表して話題になりましたが、Apple ArcadeはStadiaとは配信方法が異なっています。
Apple Arcadeは高速なインターネット回線を必要とせず、どちらかというとXbox Game Passのような大規模なゲームカタログのなかから好きなゲームをダウンロードしてローカルで楽しむという方向性です。
近年iPhoneやApple製品の販売が鈍化しており、市場が飽和状態にあるのではないかという懸念が伝えられていますが、Apple ArcadeはAppleにとって新たな収益の柱になるのでしょうか。
Apple Arcadeの価格や詳細については今後さらなる情報が提供される予定です。
Source:Apple