Ubisoftは数多くの人気フランチャイズを持ち定期的に続編を出していますが、唯一といっていいほど音沙汰のないシリーズがSplinter Cell(スプリンターセル)シリーズです。
最近は主人公であるSam Fisher(サム・フィッシャー)がGhost Recon Wildlandsにゲスト出演したり、UbisoftのCEOがシリーズについて言及したりと、その復活を匂わせるイベントがいくつかありましたが、依然公式からは何の発表もありません。
そんな中、またしてもSplinter Cellシリーズについて内部から情報が漏れ出てきました。
話題となったツイートをしたのはUbisoftのクリエイティブディレクターであるJulian Gerighty氏です。
彼はフランスのリヨンで、Ubisoft MontrealのエグゼクティブプロデューサーであるDan Hay氏
と同クリエイティブディレクターであるRoman Campos Oriola氏と共にワインを傾ける画像を投稿しています。
Working on the next #SplinterCell with @danhaynow and @romcamor in #Lyon.
Can’t wait for #E3.
Crossover with #TheCrew2 with @_fergus_ 🙂
Only missing @GhostRecon and @Rainbow6Game – but on their way.#FarCry#ForHonor #TheDivision2 #RainbowSixSiege #GhostRecon pic.twitter.com/oiwMPTny9Y— Julian Gerighty (@jgerighty) May 14, 2019
そこには「彼らと共に次のSplinter Cellに取り組んでいる」とあり、「E3を待つことができない」と文章が続きます。
開発者がTwitter上とはいえSplinter Cellについて言及したのはこれが初めてのことです。
ユーザーが混乱し熱狂したのは言うまでもありません。
しかし人間お酒が入ると普段しないようなことを平気でしてしまう傾向があるのも事実です。
Gerighty氏はしばらくしてから「リツイートしないで」とつぶやきましたが、これが単なる冗談なのか、それとも本当に“まずい”ツイートだったのかについてネット上で様々な憶測が飛び交う結果となりました。
Ok – plz don’t retweet. I may be in trouble.
— Julian Gerighty (@jgerighty) May 14, 2019
Gerighty氏は最初のツイートをしたときにご丁寧にも自らのTwitterのプロフィール写真をSam Fisherのものに変更しています。(現在は氏が関わったDivision 2のものに戻っています)
結局その後しばらくしてからUbisoftの広報が、Gerighty氏は明らかに冗談を言っているようだ、と答え、現時点でSplinter Cellシリーズについて発表することはない、と正式な声明を出しています。
続編を待ち望むファンに対してあまりに軽率で残酷な冗談のようにも思えますが、もしかしたらこれも一つの宣伝方法である可能性があります。
UbisoftのCEO、Yves Guillemot氏は4月にSplinter Cellについて「ある時点で何かが発表されるでしょう」と述べています。
この発言から少なくともシリーズについてまったくの白紙であるというのは考えにくいため、今回の一連のツイートは来たるE3のイベントへ向けたちょっとしたファンサービスという見方もできます。
開発者もファンの怒りを買う行動をあえてしたくはないでしょう。
あるデータによるとUbisoftのほとんどの新作ゲームはE3の前にリークされています。
6月のE3でSplinter Cellシリーズの復活がアナウンスされるのかに注目です。
Source:vg247