ITの巨人Googleは来月に開催される開発者向けイベントであるGDC(Game Developers Conference)においてビデオゲームに関する発表をすると記した招待状を各関係機関に送りました。
それによるとGoogleは3月19日にゲームに関する基調講演を行う予定で、ここで全てが明らかにされるとして招待者に対して集まるよう促しています。
講演がどんな内容になるのかはまったく明らかにされていないものの、ここ最近のGoogleの動きからそれを予想しようとする向きもあるようです。
Googleは去年の10月にChrome上でアサシンクリードオデッセイをストリーミングプレイしてみせました。
Project Stream compared to a console
Project Streamと呼ばれる新たな技術は今後確実に訪れるであろうゲームストリーミングの時代を予感させました。
またGoogleは専用ハードウェアに多くのリソースを費やしてきたという情報もあります。
2018年にはXboxとPlayStationの元エグゼクティブであったPhil Harrison氏が会社に加わっています。
またPlayStationVRの開発に携わった主要エンジニアもGoogleに参加しているという情報もあります。
同じ大手IT企業のAmazonもゲームストリーミングサービスに関心を持っていることなどを考えると、GDCでのGoogleの発表はこれまでのゲーム業界の勢力地図に大きな異変を起こす可能性もあるかもしれません。
ゲームのストリーミングサービスに関してはマイクロソフトも積極的な投資を続けていて、最近ではAppleもNetflix型のゲームサービスについて検討し始めているという報道もありました。
こうしたITの巨人たちの動きから今後サブスクリプション(定期購読)型のサービスが主流になっていくのは確実だと思われます。
Googleがどんな発表をするのかはわかりませんが、ゲームハードとストリーミングサービスの群雄割拠時代が訪れるのはそう遠くないのかもしれません。
GDCはカリフォルニア州サンフランシスコにあるモスコーニ・センターで3月19日から開催される予定です。
Source:GameInformer,GameRant