エジプトのサッカラ遺跡で未開封の棺100基を発見 2500年以上前のもの

歴史
(Credit: Ministry of Tourism and Antiquities)

エジプト考古省は14日、カイロの南にあるサッカラ遺跡で、新たに100基の未開封の棺が見つかったと発表しています。

 

棺は深さ12メートルにある3つの竪穴で見つかり、中にはミイラのほかに、冥界の神「セケル」をかたどった彫像や、天空神「ホルス」が描かれた木製の箱などが納められていました。

棺が作られたのは、2500年以上前のエジプト末期王朝から紀元前30年までのプトレマイオス王朝までの時期で、埋葬されているのは当時の高官であると推定されています。

 

 

サッカラは古代エジプトの広大なネクロポリスで、今年に入り相次いで未盗掘の墓が見つかっています

今回の発見はそのなかでも最大級のものです。

 

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エジプト考古省のカレード・アル・アナニ大臣は、各国の大使やメディアを招いた記者会見で、「サッカラはまだその内容を明らかにしておらず、発掘は現在も進行中である」と説明し、「今回の発見が2020年の最後ではなく、12月末か来年の初めには、別の新たな発表が行われるだろう」と述べています。

 

(Credit: Ministry of Tourism and Antiquities)

(Credit: Ministry of Tourism and Antiquities)

 

会見では、棺を開け、中のミイラをX線で調査する作業も行われました。

ミイラは40歳から45歳の男性で、身長は165cmから175cmの範囲でした。

この男性はおそらく亡くなる直前まで健康でした。

 

今回見つかった棺やミイラ、副葬品は、現在建設中の大エジプト博物館を含む、エジプト国内のいくつかの博物館に展示される予定です。

エジプトは、2011年に起きたエジプト革命以降減少した観光客を取り戻すため、考古学的調査に力を入れています。

 

 

 


 

 

しぐれ
しぐれ

数日前にも発掘調査で新たな発見があったみたいだよ

かなで
かなで

何が見つかるか楽しみだねー

 

Reference: Ministry of Tourism and Antiquities