ゲームだけじゃない、様々な場所で利用されているVR技術

雑ネタ

VRが登場してから随分たちましたが、まだどこか遊びの延長線上にあるような印象もあります。

しかし世界ではビジネスや医療の分野でVR技術が使われ始めています。

 

導入コストの面でまだ気軽に、とはいかないようですが、そう遠くない未来、私たちの身近に存在しているであろうVR技術についていくつか紹介します。

 

ストレス軽減のための使用

 

 

カナダの不動産会社Umber Realty OttawaのCEOであるデニス氏にとってのリラックス方法はVRを使ったものです。

 

いくつかの観葉植物と椅子が置かれた静かな部屋の中に逃げるように飛び込むと、彼はOculus Goを装着し心を静めます。

これはストレスを軽減するのに非常に役立ちます。

彼の部下も休憩時にはVR世界にしばしの間逃避するといいます。

 

彼は6か月前にOculus Goを使って瞑想アプリにアクセスできるように設定をしました。

 

彼らはただ10分か15分の間リラックスしてから元気になって戻ってくるんだ。

 

社員たちにはおおむね好評のようです。

 

VRによるリラックス方法がなぜ実際に機能するかについてははっきりとしていない部分があります。

しかしそれがなんであれ気を散らす力があるのは確かなようです。

 

デニス氏は語ります。

 

VRは彼らの問題が何であれ、そのストレスが何であれ、現実を離れて別の感情を持つことを可能にするんだよ。

 

一つの企業が社員の福利厚生の一環としてVRを導入するという事例は今後増えていくのかもしれません。

 

歯医者での利用

 

 

歯医者では患者から治療の痛みを遠ざけるために様々な方法がとられてきました。

VRもまた、新しい不安解消技術として歯科医で取り入れられるようになってきています。

 

歯科医であり、患者の不安解消技術として考案されたOperaVRを扱う会社Operabilityを立ち上げたBryan Laskin氏は、VRには”目覚ましい“鎮静効果があると述べています。

 

彼の歯科医院ではVRが――一般的に”笑気”として知られる亜酸化窒素よりも――はるかに多く使用されています。

 

亜酸化窒素は笑気や笑気ガスとして知られ、人間が吸うと陶酔効果がある。
麻酔効果があり全身麻酔などで利用されることがある。

 

Laskin氏の研究では、VRによって耐えがたい痛みを軽減することができるといいます。

 

患者は自分が見るプログラムを選ぶことができ、それはインターネットを介して制御されます。

1セット1000ドルするそうですが、Laskin氏は患者がリラックスできるのならばそれはよいことだと考えています。

 

空の上で

 

 

飛行機で移動中の際にもVRは役立っています。

 

搭乗者の中には飛行機が苦手な人や、単に長いフライトに飽きている人もいます。

そうした人たち向けに一部の航空会社では、ファーストクラスまたはビジネスクラス向けにVRを貸し出しています。

 

SkyLightsのCEO、David Dicko氏は元エール・フランスのパイロットでした。

彼は顧客が求めているものに応じた独自のヘッドセットを開発しました。

 

2017年にはXL Airways Franceなどの航空会社がヘッドセットを使用し始め、99%の顧客が満足しているといいます。

 

XL Airways: 99% passengers satisfied by SKYlights new entertainment

 

Dicko氏によるとこのVRセットは年間2000ドルから3000ドルの維持費がかかり、それを全座席に搭載する必要があります。

しかしファーストクラスやビジネスクラスに搭乗する顧客は相応のサービスを求めているので、高級感に一役買うという意味で航空会社が興味を持ち始めていると語っています。

 

Dicko氏には叶えたいことがあります――それはエコノミークラスの全座席にVRを装着させることです。

 

私はコックピットにいる限り飛ぶのは好きだ。でもエコノミークラスで12時間のフライトは好きじゃない。多分みんなそうだと思うよ。

 

元パイロットが言うことですから、説得力があります。

確かにエコノミーで12時間というのは好きな人はいないでしょうね……。

 

VRの今後の課題

 

ゲーム以外にも様々な分野に進出しているVRですが、専門家によると必ずしもいいことばかりではないようです。

 

ハイテク市場の研究者でありVRアナリストであるRamon Llamas氏は、VRの良い面と悪い面を挙げて解説しています。

 

今後期待されることは、VRを使った健康関連のアプリケーションや、顧客や従業員の精神面に寄与するソフトの登場などを挙げました。

 

また注意すべきこととして、VRが全ての人に向いているわけではないこと(めまいがしたり気分が悪くなったりすることがある)や、不特定多数の使用による衛生面での問題などを挙げています。

さらにヘッドセットの使用に関する教育が不十分であることも挙げ、多くの人にVRの実態を知ってもらう必要があると話しました。

 


 

新しい技術として注目を浴びるVRですが、これから先も様々な場所で目にする機会が増えるでしょう。

 

街行く人がヘッドセットを装着している未来というのも、なんともシュールな気がしますが、そんなSF的世界の到来も案外そう遠くないのかもしれません。

 

 

Reference:cnnbusiness

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