非常に珍しい光景 ネコザメを捕らえるラッコが撮影される

動物
(Credit: Don Henderson)

カリフォルニアの港町モロベイの沖で、珍しいラッコの姿が撮影されています。

 

ラッコは、ネコザメの仲間である「カリフォルニアネコザメ」を抱えており、発見者のドン・ヘンダーソン氏とアリス・ケイヒル氏が数枚の写真を撮った後に姿を消しました。

 

 

ラッコは主に貝類や甲殻類を食べ、時には魚にも手を出します。

しかし過去にラッコがサメを捕まえたという記録はありません。

カリフォルニア州魚類野生生物局の生物学者であるマイケル・ハリス氏は、写真について、「非常にまれな観察であり、私の知る限り、ラッコがカリフォルニアネコザメを捕獲した最初の記録である」と述べています。

体の大きさや特徴から、ラッコは大人のメスと推定されています。

 

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カリフォルニア沖に生息しているラッコは、ウニ、カニ、アワビ、アサリなどを主食としています。

一方のカリフォルニアネコザメは、水深10メートルほどの海底に生息し、ラッコと同様、貝類や甲殻類を食べます。

餌が同じであることから、二者が遭遇する確率はゼロではありません。

しかし今回のケースが、ラッコの採餌行動であるかは不明です。

 

(Credit: Alice Cahill)

 

写真を公開した非営利団体Sea Otter Savvyは、「空腹や好奇心によって、海底の生き物が水面に上がってくることがある」と説明し、今回のような遭遇は十分に起こり得るものだと指摘しています。

また写真のネコザメについて、「ラッコにかじられたかもしれないが、食べられることはなかった」と述べています。

 


 

 

かなで
かなで

ラッコがエイを捕まえた記録はあるみたいだよ

せつな
せつな

実は仲が良くて一緒に遊んでたのかもしれない……

 

Reference: USA Today