犬の散歩は飼い主の健康にも役立つ――犬を飼うグループは活動的であるという研究結果

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Image by Greg Hristov from Pixabay

ペットを飼うことは家族にとって精神的な健康をもたらします。

なかでも犬を飼うことは精神的な部分だけでなく身体的な健康にもつながることは飼い主の多くが同意することです。

犬を散歩させることはときに飼い主をいらいらさせることもありますが、いくつかの研究は犬を飼うことが飼い主の健康にとって有意義であることを明らかにしています。

 

毎日の犬の散歩は健康と長生きの秘訣です。

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犬を飼うグループはそうでないグループより活動的になる

 

英国の2つの研究者グループは犬の散歩が人間の健康にどう影響を及ぼすのかについて幅広い調査を行っています。

1つめの研究は3000人以上の成人が参加しました。

彼らは犬を飼っているのか、そして定期的な散歩をしているのかについて答えを提供します。(犬を飼っていない人も含まれます)

その後参加者は7日間の間、身体活動を測定する器具を装着した状態で過ごしました。

収集されたデータから彼らの身体活動について調べたところ、犬を飼っているグループは飼っていないグループに比べて一日の座っている時間が平均30分以上短いことがわかりました。

 

通常座る時間は屋外の悪天候と冬の日照時間の短さが関係しているため、研究者は気象条件と活動データを結び付け、それが犬の飼育と関連があるかを調べました。

データは犬を飼っている人が、日が短く悪天候な日でもその影響を受けにくい傾向にあることを示しました。

彼らは天気が悪くても犬の散歩のために外に出る習慣を持っているため、犬を飼っていない人に比べて悪天候時の活動が20%アクティブであることがわかりました。

 

研究リーダーであるイースト・アングリア大学のAndy Jones氏はこの結果は驚きだったと語ります。

 

犬を飼っている人がそうでない人に比べて、最も寒く、最も湿った、そして最も暗い日に座る時間が短く活動的であったのは驚きでした。

 

外が悪天候だったり寒かったりすれば犬を飼っていない人なら家に居たいと思うのが普通です。

しかし犬は外の天候などお構いなしです。

飼い主としては仕方なく重い腰を上げることになるのですが、研究結果はそれこそが飼い主の活動性に影響を与えていることを示しています。

 

犬を飼うことは子供たちの運動にも良い影響を与える

 

Scientific Reportsに掲載されたもう1つの研究は英国チェシャ―州西部に住む385世帯を対象に行われました。

世帯の中の191人が犬を飼っていて、455人が飼っていない成人、46人が子供でした。

 

この研究は犬を飼うことが人の活動低下に対し本当に有意なものなのかを調べるために行われました。

人は年をとるにつれて身体の活動レベルが低下していきますが、それにどう対処するかの明確な答えははっきりとしていません。

犬の散歩という自分以外の何かによって動機づけられる身体行動が効果的であることがわかれば、将来の新しい運動方法のデザインにつながります。

 

結果は、1つめの研究での調査結果を裏付けただけでなく、犬の散歩をする人はしない人に比べてより多くの運動をすることも明らかにしました。

具体的には、犬を飼っているグループは散歩を含むレクリエーションのためのウォーキングをする割合が犬を飼っていないグループよりも高く、全てのグループの中で一週間に歩く距離が最も長くなりました。

また犬を飼っているグループは、週に150分という健康のための運動ガイドラインを満たす割合が飼っていないグループの4倍にも上りました。

そして犬を飼っている子供たちも、より長い歩行時間とレクリエーションのためのウォーキングを報告しました。

 

研究者はこの結果から、犬を飼うことが飼い主や家族の健康に寄与するものだと結論づけています。

 

 

 


 

犬を飼うのは家庭環境や好き嫌いなどもあるので全ての人に勧められるものではありません。

それでも今回の研究が示した結果は、犬という人間の古くからのパートナーが飼い主や家族にとって精神的な安らぎになるだけでなく、身体的な利益にも大きく関与していることを明らかにしました。

 

風が吹こうが雨が降ろうが散歩に行きたがる愛犬にうんざりすることもありますが、自分にも健康という利点があるとわかれば、どんな日の散歩でもそれほど悪くないものに感じることでしょう。

 

 

References:mnn

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